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こんにちは!キンタです。今回はトレーニング器具のコピー製品に関して情報をまとめました。
Amazon・楽天などでトレーニング器具を調べると、有名なメーカーの製品とほとんど変わらないデザインとスペックなのに、価格は1/5以下の激安商品が見つかります。
商品の評価を見ても平均★4.0以上とユーザーからの支持も良いので「こんなに安くて良い製品なら、こっちで良いのでは?」と思ってしまいますよね?
でも購入確定ボタンを押すのは少し待って下さい。その製品は見かけだけの粗悪品で、安物買いの銭失いになるかもしれません。
この記事は非正規品のコピートレーニング器具を買うことを検討している方のため、コピー製品の特徴と、粗悪なコピー製品にだまされない方法をまとめました。
ぜひ、ホームジム用のトレーニング器具をそろえるさいの参考にしてください。
目次
コピー品のトレーニング器具はクオリティに差がある
コピー品のトレーニング器具とひとまとめに言っても、その品質には差があります。コピー=粗悪な品ではなく、信頼できるメーカーが販売してる製品を選べば、正規品以上に納得のいくコスパの高いトレーニング器具を手に入れられます。
コピー製品の種類は大きく分けて3タイプ
まず、コピートレーニング器具は以下の3タイプに別れます。
- コピー元を参考に、独自の改良を加えた製品
- OEM|製造を他社に任せ自社ブランドとして販売
- 粗悪なコピー品|構造や見た目だけを似せたバッタもの
ひとつずつ解説していきますね。
コピー元を参考に、独自の改良を加えた製品
すでにあるトレーニング器具を参考に、独自の改良を加えた製品はコピー品のレベルには留まりません。
そもそもトレーニング器具は各メーカーやブランドがお互いにデザインをパクっているため、見た目がそっくりな製品があふれています。特に日本のメーカー・ブランドで、海外の製品を改良しブラッシュアップしたものは、日本人の体格に合わせてあり本家より使いやすくなっています。
たとえば、国内企業であるMBCパワーズはRogueなど北米のフィットネスブランドを参考に、日本人向けに作り直したと公言しています。
ROGUE社製品をはじめとする北米製のフリーウェイト器具は、非常に優れた耐久性や使いやすさ、完成度の高さ、拡張性といった特徴が有り、世界中のフリーウェイト器具メーカーがベンチマークとしています。MBCオリジナルラックはやはり北米製のフリーウェイト器具をベンチマークにしつつも、詳細に研究調査した上で改善ができると感じた部分は改善し、更に日本人にとって使いやすい仕様やサイズ感で製造しました。
決して北米製品の安価な代替品ではなく、日本人向けフリーウェイト器具の最高の製品・決定版と言える物にできるよう、製造元のメーカーと協力して細部まで検討し、細かい部分まで使いやすさや頑丈さにこだわって開発と製造を進めております。
引用:MBCパワー公式HP
他にもライシンのメタルダンベルやPROVERBELLは、ほとんどフレックスベルと同じデザインですが、最大重量や重量の刻み幅に改良を加え、正規品にはないメリットを備えています。
フレックスベル | メタルダンベル | PROVERBELL |
改良を加えたコピー品は、正規品以上の可能性があります
OEM|製造を他社に任せ自社ブランドとして販売
OEMとは「Originai Equipment Manufacturer」の略で、「相手先ブランド製造」とも呼ばれています。
判りやすいよう、例を挙げてOEMを解説しますね
OEMの簡単な流れ
フィットネスブランドが、製造技術や工場のあるトレーニング器具の会社に「私のフィットネスブランド用に、あなたの会社の技術でダンベルを作ってください。」と依頼します。依頼された会社は注文のあった分だけダンベルを製造しフィットネスブランドに納品します。
フィットネスブランドは、納品されたダンベルを自社ブランドのダンベルとして一般のユーザーに販売します。
ブランド側は製品を開発する技術や製造ラインをイチから構築する必要がないため、初期費用や時間を節約できます。また製造側は依頼された製品を全てブランドに買い取ってもらえるため、在庫を余らせるリスクがありません。
製造しているのは正規の会社なので「正規のコピー品」とも言えますね
正規の工場ラインで作られているため品質には期待できますが、正規品とは微妙に素材や使用が異なっている可能性がありります。また、OEMの依頼先の製造に関するクオリティによっても製品の出来がかわってくるため、過度な期待は禁物です。
粗悪なコピー品|構造や見た目だけを似せたバッタもの
構造や見た目だけを似せた粗悪なコピー品、いわゆるバッタものには要注意です。デザインやカタログスペックが正規品そっくりなのに、価格は1/3~1/5以下と格安で販売されています。
正規品と比べ精度や耐久性が劣るため、製品自体が不良品だったり、買ってすぐ故障してしまう可能性がありますが、ホームジム予算に余裕がない方は「スペックが同じなら安い方が良いでしょ!」と手を出しがちです。
しかし、粗悪なコピー品が安い理由を冷静に考えて下さい。
たとえば、スーパーで売られている100g・980円の本マグロの刺身のとなりで、100・198円の本マグロが売られていたら「あら安くてお得!」と思う前に「このマグロ食べても大丈夫?」と疑っちゃいませんか?
ダンベルなどのトレーニング器具は日常的に購入するものではないため、値段の感覚がいまいちわからないとは思いますが、理由なく1/5で売られている製品は怪しいと疑うべきです。
実際、粗悪なコピー品は耐久性や精度を犠牲に費用をケチって安く上げています。
「安いバッタものだけど問題なく使えた!」という意見を発信している方もいますが、「10年以上使っています!」という長期間使えている情報は見かけません。100%否定はできませんが、長期間使える保証もないのおすすめもできないのが粗悪なコピー製品です。
見た目だけのバッタものを見分ける方法5選
ここからが本題です。品質の期待できるものと、見た目だけのコピー製品を見分ける以下の5つの方法を紹介します。
- サクラチェッカーで商品をチェック(Amazon)
- 商品のタイトルにブランド名や製品名(Amazon)
- 送料が不当に高くないかチェック
- 販売元が中国でないかをチェック
- ショップ・ブランド名を検索
ひとつずつ解説していきますね
サクラチェッカーで商品をチェック(Amazon)
サクラチェッカーは商品ページのURLを入力するだけで、製品のサクラ度(ステマの可能性)を測定してくれるツールです。
Amazonはショップ開設のハードルが低いためか、ステマレビューばかりの粗悪品をあつかうショップが大量にあります。どんな商品でもAmazonで買い物をするなら、まずサクラチェッカーにかけてみてください。
総合的なサクラ度以外にも、項目ごとに細かく確認することもできます。
- 価格、製品:異常な値引率、商品名など
- ショップ:発送地域、電話番号不掲載など
- ショップレビュー:不正レビューを自作自演でやっている業者など
- レビュー分布/履歴:自然ではないレビュー分布、レビュー件数の履歴
- レビュー日付:極端な日付の偏り
- レビュー・レビュアー:レビュー本文やレビュアー自身の怪しさ
サクラチェッカーは無料で会員登録も不要なので気軽に使えます
商品のタイトルにブランド名や製品名(Amazon)
Amazonなら製品名にブランド名や商品名が入ってるかどうかを確認して下さい。
Amazonは規約で商品のタイトルにメーカー、ブランド名、仕様、型番などを含めた商品の正式名称を入れる必要があります。正規品「フレックスベル」「アイロテック」「タフスタッフ」などの有名ブランドは、大抵タイトルの頭にブランドやショップ名が入っているはずです。
一方で、粗悪品の多くはスペックや機能の文言は入っていても、本来必要なメーカー・ブランド名は高確率で入っていません。
さらに、こういった粗悪品を扱うショップは、Amazonのスポンサーとして広告を出しているケースが多いです。たとえばユーザーがボウフレックスで検索をかけると、正規品のボウフレックスを押しのけて粗悪なコピーボウフレックスがスポンサー広告枠として検索結果に上位表示されるなんてこともあります。
コピー製品を扱うショップが規約を破ってまで入れない理由は「ブランド名を入れると売れない」「正規品と誤認させたい」ぐらいしか考えられません。
送料が不当に高くないかをチェック
商品の代金とは別に、送料が不当に高くないかも必ずチェックしてください。
粗悪なコピー製品を扱うショップには、商品の本体代金を安くして送料を不当に高くしているところがあります。Amazon・楽天市場は配送料無料のショップが多いため、商品の安さにだまされて、うっかり買ってしまう可能性が高いです。
実際に、ダンベルの本体代金12,999円に対して配送料6,999円に設定しているショップがありました。
楽天市場は検索一覧に商品代金+配送料が表示されていますが、Amazonだと商品ページを見るまで判らないので特に注意が必要です。
配送料の確認はユーザーの責任ですが、あからさまにユーザーをハメてくるショップの製品は信用できません
販売元が中国でないかをチェック
販売元が中国の会社は要警戒です。
中国は色々な製造業が盛んなので、みなさんの身の回りにもメイドインチャイナがあふれていると思います。実際、日本国内のトレーニングメーカーも製造は中国というところが多いです。
昔はメイドインチャイナ=粗悪品というイメージがありましたが、現在はiPhoneなどの精密機器も中国の工場で作られています。工場や製品の管理が行き届いていれば、中国製でも全く問題ありません。注意したいのはメイドインチャイナではなく、販売元が中国になっているケースです。
中国が販売元でコピー製品をあつかっているショップの多くは、有名メーカーとはビジネスモデルが全く違います。
彼らは有名メーカーのように質の高い製品と手厚いフォローによるユーザーの囲い込みはせず、見た目のデザイン・カタログスペックと安さに釣られる1回きりの新規顧客を集める手法をとっています。
そのためた長年愛用できるものではなく、とりあえず使えるカタロススペックだけは満たしたトレーニング器具をあつかいがちです。
ショップ・ブランド名を検索して調べる
上記の4点を確認すれば、信頼できる販売元であるかどうかの判断は付くはずです。しかし、やはり判らないという方は情報をネットで検索してみて下さい。
販売元の知名度は結構重要なので、販売元のショップ・ブランドの情報を検索し情報が出てくるかどうかがポイントです。
Wikipediaに情報が掲載されていり、公式HPがあるならまずは一安心。さらに、会社の住所・電話番号・代表者氏名など、普通なら載っている会社情報があるかどうかもチェックしてください。全く情報がない会社やショップは、この時点で赤信号です。
X(Twitter)などのSNSで、ユーザーの情報を集めるのもおすすめです。
粗悪品をあつかっている可能性があるショップ一覧
最後に、粗悪品を扱っている可能性のある要注意のショップをまとめて紹介します。
ブランド | 危険度 | サクラ度 | タイトル | 送料 | 販売元 |
---|---|---|---|---|---|
ATIVAFIT | 99% | ブランド名有 | 無料 | 中国 | |
EnterSports | 99% | ブランド名有 | 無料 | 中国 | |
Taimonik | 99% | 規約違反 | 高額 | 中国 | |
HAKENO | 99% | ブランド名有 | 無料 | 中国 | |
AnYoker | 10% | 規約違反 | 高額 | 中国 | |
MOJEER | 99% | ブランド名有 | 高額 | 中国 | |
MINODEER | 90% | 規約違反 | 高額 | 日本 | |
Nandle | 90% | ブランド名有 | 無料 | 中国 |
粗悪なコピートレーニング器具にだまされない方法まとめ
ネットで買えるトレーニング器具には粗悪なコピー品が大量に混ざっていますが、買う前に調べるための知識があれば回避できます。
逆に正規とはいえないトレーニング器具でも、ショップやブランドをしっかりと確認すれば、正規品を買うよりコストパフォーマンスが高い可能性もあります。
大事なのは見せかけのデザイン・スペック・値段にだまされず、情報を集めて納得のいく判断をすることです。
トレーニング器具は単価が高いため買い直しが難しいと思います。だまされずに少しでも良い製品を手に入れるため、このページで紹介した情報を参考にして下さい。