ホームジム

「ジムと自宅どっちが良い?」自宅で筋トレするメリット・デメリットを徹底解説

こんにちは!キンタです。この記事はホームジムのメリット・デメリットの解説です。


ホームジムに興味がある人なら1度は、「ジムと自宅どっちで筋トレした方が良い?」と考えますよね?

結論として「どちらが良いかは、人によります。」

どちらにも良い悪いがあります。
メリット・デメリットを比べて、どちらが自分にあっているかを見極めましょう。

この記事は、10店舗以上のジム&4回ホームジムを作った私の経験を活かし、ホームジムのメリット・デメリットをまとめて解説します。

キンタ

ジムとホームジムどちらも経験してきた私のリアルな感想でもあるので、ぜひ参考にしてください!

ホームジムでトレーニングをするメリット

まずはホームジムのメリットから紹介します。

自宅にトレーニングエリアを作ると、生活と筋トレの距離がぐっと縮まり、筋トレが生活に密着。ジム通いしていた人は、筋トレとの向き合い方も変わってくるはずです。

ホームジム作りを楽しめる

筋トレが好きなら、ホームジムを実際に作ったり、シミュレーションするのも楽しいはずです。

実際私は、Amazonでトレーニングギアや器材を見て、あれこれ考えるだけで時間が潰せます。

「パワーラックはどれを選ぼうか?」「この可変式ダンベルなら、ドロップセットに良いな!」

などと、頭の中でホームジムのシミュレーションをするのは、至福の時間。

また、「ホームジムは1度作ったらお終い」じゃありません。
いままでジムに払っていた会費を使って、器材を買い替えたり、フィットネスブランドでデザインを統一するなど、どんどんアップデートする楽しみ方もありですよね。

自分好みのトレーニング用品に囲まれてトレーニングできれば、それがモチベーションになりテンションも爆上がりです。

自分の好きなタイミングでトレーニングができる

メリットのふたつ目は、好きなときにトレーニングできるところです。

好きなときにできるので、やる気が一番高い状態でトレーニングに突入できます。

普通のジムだと「トレーニングしよう!」と思っても、移動や着替えで、開始できるのは数十分後です。面倒になって、やる気もダウン。

ホームジムは自宅にあるので、筋トレをしようと思った1分後には、気合の入った状態でトレーニングをはじめられるのです

また隙間時間でトレーニングできるようになるので、家族やパートナーとの時間がとれるようになります。

なぜなら、好きなタイミングでトレーニングとは、好きなタイミングでトレーニングを中断・再開もできるからです。

たとえば、1度ジムに行くと、移動・着替えなどを含め2時間はとられますよね?

独身ならまだしも、家族・パートナーがいると「ジムに行ってばかり!」と呆れられるかもしれません。

ホームジムなら、分単位で再開と中断ができちゃいます

いつでもトレーニングを中断して、「買い物」「おしゃべり」「リビングでティータイム」など家族やパートナーとの時間を優先できます。そしてホームジムには待ち時間なんてないので、用事が終わったら即再開可能。

なんとなくできた5分・10分を使って身体を鍛えれば、家族サービスとの両立ができちゃいます。
「家族をかえりみない筋トレ馬鹿」から卒業ですね。

他人の目を気にせずトレーニングできる

メリット3つ目は、トレーニング中に他人の目を気にしないで良いところです。

他人の目がないので、自分のやりたいトレーニングに集中できます。

実際ジムでは、みんな自分のトレーニングに必死なので、他人のことなんてどうでも良いのですが…

気にする人は、他人からの視線を感じると「フォームおかしい?」「体型がダメなの?」「ウェアが変なの?」と、自分のフォームや体型、はては服装も気になって、トレーニングに集中できなくなっちゃうようです。

ホームジムなら余計なことに気を遣わず、自分のトレーニングに集中できます。

さらに格好も自由です。

ジムに行くなら、トレーニングウェアなど、最低限人前に出れるだけの格好をしますよね?女性なら、メイクもあります。

でもホームジムなら人目がないので、服装は自由。
部屋着のスウェットのまま、下着姿、もしくは裸でやってもOKです。

筋肉の動きを見るためなら、裸でやった方が良いときもあります。逆にジムでは上半身だけ脱ぐのも禁止ですよね。

また、音楽や動画を再生しながらのトレーニングもできます。

たとえば好きなアーティストの曲を、スピーカーで流しながらのトレーニングはテンションがあがります。

YouTubeで筋トレ動画を視ながらのトレーニングも可能です。特に新しい種目なら、動画でフォームや要点をチェックするのに好都合。

もちろん普通のジムでは禁止事項。ホームジムで、他人の目がないからこそ、動画も動画も再生し放題なんです。

ジムへの移動が省ける

メリットの4つ目は、ジムまで移動しなくて良いところです。

ジムに行くための労力を削れば、トレーニングが長続きします
ジムが遠いと筋トレそのものより、移動の手間と時間が嫌になりますよね?

実際ジムと自宅の距離が長いほど、幽霊会員化や退会する確率が上がります。
長年続けているトレーニーはそれが判っているから、家から近いジムを選ぶんです。

過去に行われたアンケートの調査では、6割以上がジム選びの基準を「通いやすい場所」であると回答。また辞めた理由の半分が「時間がなかった、面倒、通いづらい場所だから」となっています。

その点ホームジムは、ジムまでの移動距離がほぼゼロなので移動時間は数秒。
トイレに行く気軽さでホームジムに行けるので、トレーニングを頻繁にやれて、習慣化しやすくなります

また移動しなくて良いので、交通費を節約できます。

キンタ

昔安さに釣られ、郊外にあるジムへ車で通っていましたが、逆にガソリン代の方が高くついちゃいました

ホームジムなら、交通費が完全無料です。

ジムへの移動が要らないだけで、トレーニングが長続きし、経費も節約できます

トレーニングの時間制限がない

メリット5つ目は、時間制限がないところです。

時間を自由に目一杯使えるので、納得したトレーニングができます。

会員制のジムだと、営業時間やマシンの利用時間など、どうしても時間が気になりますよね?

  • 残業で遅くなり、閉館時間手前に滑り込むようにジムに行き、時計をチラチラ見ながらのトレーニングでは集中できない。
  • シャワーを浴びる時間を考えて、途中でトレーニングを切り上げ、不完全燃焼でストレスがたまる。
  • 会員が多いジムなら「パワーラックの利用は1回20分まで」など利用制限をかけているところもある。マシンを長時間使えないので、ウォーミングアップもそこそこに、慌ててトレーニング。セット間の休憩も短くなりがち。

ホームジムなら時間無制限。

閉館時間がないので、ケツを気にして途中でトレーニングを切り上げる必要がありません。
利用制限もないので、慌てず時間を使ってトレーニングができます。

ウォーミングアップはしっかり行え、トレーニングメニューを最後までやる余裕があり、筋肉も十分に回復できる休憩時間が取れるので、自分の納得するトレーニングが可能になります。

ジムの月会費がかからない

メリット6つ目は、ジムに払っていた月会費が要らないところです。

関東圏ジムの会費は月額10,000円前後、24時間系の安いジムでも7,000円以上はかかります。手数料がかかるジムも多いです。

20237月 時点の料金
店舗ANYTIME(中野)GOLD GYM(中野)
月会費8,140円11,550円
(フルタイム)
年間会費97,680円138,600円
手数料など5,500円
(セキュリティーキー)
-

1年で12万円、10年なら120万。自己投資とはいえ、これを毎月払い続けるのは結構な負担。

ホームジムを作ってしまえば、この固定費がなくなり、年間10万円ぐらい自由に使えるお金が増えます

キンタ

浮いた費用で、プロテインやサプリを追加で購入したり、ホームジムのアップデートに使ったり…さらなる筋肉にバカになれます!

ホームジムでトレーニングをするデメリット

ホームジム、メリットばかりではありません。特にジム通いしていたトレーニーだと、不満に感じるポイントがあります。

ここからは、実際に私が感じた分も含め、デメリットの解説をします。

トレーニングに集中できない

デメリット1つめは、ホームジムでトレーニングに集中できないことです。

メリットの中で、「他人の目がないから自分のトレーニングに集中できる」と紹介した部分と矛盾するようですが…、自宅で行うからこそトレーニングに集中ができない部分もあるんです。

普通のジムは、トレーニングをするために作られた空間なので、トレーニング以外はやることがありません。だからこそ、集中できる環境です。

しかし自宅には誘惑がたくさん、テレビ・雑誌・お菓子・スマホ・ゲームなどなど娯楽がてんこ盛りです。
休憩の度にそっちに気が向いて、肝心のトレーニングから気が反れてしまいがちになります。

ホームジムでトレーニングに集中するためには…

など、自分でルールを決めて集中できる環境にする必要があります。

モチベーションが保てない

デメリットの2つ目は、モチベーションが保てないところです。

ジム通いからホームジムに切り替えた後、モチベーションが維持できなくて、トレーニングが続かなくなることがあります。

ジムでトレーニングをはじめる時の「バチバチに身体を追い込むぞ!」といった、燃え上がるような感じがなくなって、トレーニングしようという意識が薄れてしまっている状況です。

これは環境が変わらず、外部からの刺激が足りないせいなんです。

コロナで自宅から出れなかった頃を思い出してください。最初は「家に居れてラッキー!」と感じても、外に出れない・人に会えないはストレスだったはずです。

自宅はリラックスできる環境ですが、あまり変化がありません。人間は変らない環境に居続けると…

  • やる気が失われる
  • 新しい目標を設定することが難しくなる
  • 成長の機会が失われる
  • バーンアウト(心身の疲労や消耗)の原因になる

このようにモチベーションが保てなくなります。

キンタ

私も完全なホームトレーニーになってから、1ヶ月近くまともなトレーニングをしない期間がありました。

ホームトレーニングでモチベーションを保つためには、自分から動いて刺激を受けるアクションを起こしましょう!

1番簡単なのはTwitterやインスタなどのSNSで、他のトレーニーと交流して刺激をもらうことです。他人の減量の成果や、トレーニングメニューを見るだけでも刺激になります。

また種目の重量が伸び悩んでいるなら、更新を目標にしたり、そのために新しいトレーニング法を試して、さらにその結果をSNSで発信するなんていう合わせ技もおすすめです。

お金はかかってしまいますが、オンラインフィットネスを受講してパーソナルを受ける、なんていうのも良い刺激です。トレーニングメニューを有料で管理してもらうことで「やらなくちゃ!」という義務感がモチベーションになることもあるんです。

→リンク

トレーニング環境

デメリット3つ目は、トレーニング環境です。

ホームジムとジムでは、トレーニングの環境に差が出てしまいます。たとえば…

  • トレーニング機材のクオリティ
  • トレーニングマシンの種類
  • 騒音対策

ジムに置いてある業務用のトレーニング器材は、ダンベルだけで1組100,000円はします。ラックなんて50万円クラスです。どうしてもホームジムに置いてある機材とは差があります。

家庭用
(アイロテック)
業務用
(BULL/IVANKO)
バーベルラック
アイロテックスクワットラックBULLハーフラック
55,000円
本体が軽く、耐荷重も低い
550,000円
頑丈でグラつかない・プレートストレージ付き
ダンベルセット
アイロテックダンベルIVANKOダンベル
25,000円
シャフトが端から出てる分横に長い・プレートがガタつく
110,000円
コンパクト・シャフトが回転し手首に負担がかからない

たとえば業務用のダンベルならグリップ部分が回転するため、高重量トレーニング時手首に負担がかかりにくくなっています。パワーラックなら、厚めの鋼材を使っているため頑丈で安定しており、バーベルを預けてもグラつきを感じないようになっています。使い易さや機能面ではジムの機材の方が断然上です

レッグプレスのように、特定の筋肉を追い込めるトレーニングマシンもホームジムではほとんど置けないため、トレーニングの種類が限られてしまいます。

またジムではバーベルやダンベルを落しても、スタッフの注意で済んでいましたが、賃貸なら騒音トラブルに発展します。

キンタ

実際私は、アパートで2階下の住人からクレームが付き、管理会社から警告文が届いたことがります。

トレーニングマットで床補強と防音対策をしても、完全には消せません。音をたてないよう、バーベル・ダンベルは、より丁寧に扱う必要があります。

初期費用が大きい

デメリット4つ目は、ホームジムをはじめるための初期費用が大きいことです。

たとえば重量の変更できるダンベルは1組で20,000円以上します。これにトレーニングベンチや、床補強用のトレーニングマットの費用を入れると50,000円ぐらい。ポンっと出せる金額じゃありません。

さらに自宅でバーベルを使ったBIG3をやるなら10万円以上。さらに本格的に器材をそろえると、中古車が買えるレベルの費用がかかります。

初期費用の予算イメージ
トレーニング必要器材予算
ダンベルダンベル
ベンチ
マット
50,000円~
BIG3バーベルラック
バーベル
マット・合板
100,000円~

ただしこれは、どこを目指しているかで変わってくる部分でもあります。

自重トレーニングで身体を引き締める運動がしたいのなら、2,000円のヨガマット1枚だけでもOKです。

15,000円のマルチチンニングマシンで、チンニング・レッグレイズ・プッシュアップ。上半身ムキムキボディが目指せます。

どんな身体やトレーニングを目指しているかで、必要なトレーニング用品が変わってくるのです。

実際ホームジムにどこまで費用をかけるかは、必要なトレーニングとトレーニング用品をシミュレーションして決めていきましょう。

スペースが必要

デメリット5つ目は、ホームジムのスペース問題です。

ホームジムは広いほど快適で、大型器材も置けますが、その分生活空間がせまくなります。

トレーニングトレーニング用品スペース
自重ヨガマット、腹筋ローラーなど1畳~
ダンベルダンベル、トレーニングベンチ2畳~
バーベルバーベル、パワーラック3畳~

自重系トレーニングであれば、身体を動かす広さがあればOK。トレーニング用品も使わない時はしまっておけます。

しかしダンベル・バーベルなどウェイトトレーニング用の器材になってくると、トレーニングベンチだと2畳程度、バーベルラックなら最低3畳は必要です。

特にパワーラックを設置するとなると、面積以上に縦の空間も圧迫されるので、余計に部屋がせまくなります。天井の高さを調べたり、クーラーや照明の邪魔にならないように計算して、スペースを確保する必要があります。

キンタ

ちなみに私はハーフラックを導入するさい、照明を吊り下げ式から、シーリングライトに変更しています。

ホームジムのスペースに関しては、別の記事で詳しくまとめたので、こちらも参考にして下さい。

ホームジムで筋トレをするメリット・デメリットのまとめ

あらためて、ホームジムのメリット・デメリットをまとめます。

メリット

  • ホームジム作りを楽しめる
  • 自分の好きなタイミングでトレーニングができる
  • 他人の目を気にせずトレーニングできる
  • ジムへの移動が省ける
  • トレーニングの時間制限がない
  • ジムの月会費がかからない

デメリット

  • トレーニングに集中できない
  • モチベーションが保てない
  • トレーニング環境
  • 初期費用が大きい
  • スペースが必要

ホームジムの家でトレーニングできるメリットは大きいのですが、やっぱりジムでしかできないトレーニングや、味わえない刺激もありますよね。個人的には、どちらでのトレーニングも捨てがたいです。

それでも自宅で筋トレをしたい方は、是非ホームジムにチャレンジしてみてください。

これからホームジム作りを考えている方向けに、ホームジム作りの手順をまとめました。こちらも参考にして下さい。

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  • この記事を書いた人

キンタ

元転勤族のサラリーマン。しょっちゅう部屋がかわるので、その度に新しくホームジムを構築し、スポーツクラブも10店舗以上渡り歩く。現在は今までの経験を元に、自慢のマイトレーニングルームからフィットネス情報を発信。モットーは「健康的にデカク!」

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