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「どこが変わった?」ライシン・メタルダンベル2024年の変更点を徹底解説

キンタ

こんにちは!キンタです。ライシンのメタルダンベル2024年モデルを解説します。

ライシンのメタルダンベルが2024年2月にフルリニューアルしました。

ライシンといえば、メタルダンベル・PROVERBELLなどのオリジナルダンベルが有名です。特に、メタルダンベルは1kg刻みで重量調節ができるためコアなホームトレーニーに注目されています。

今回はそんなライシンのメタルダンベル2024年モデルの、変更点と変更によるメリット・デメリットをまとめました。メタルダンベルが気になっている方は要チェックです!

メタルダンベルとは?


引用:https://www.rakuten.co.jp/
参考価格69,800円(2個セット)
重量最大32kg
刻み幅1kg/30段階
タイプフレックスベルタイプ
キンタ

まずはメタルダンベルの特徴を紹介します。

メタルダンベルは、ライシン株式会社の販売するフレックスベルタイプのダンベルです。

正規のフレックスベルではありませんが、フレックスベルに近い構造をしています。重量は片手でグリップを回すだけで瞬時に変えられるため、普通のダンベルのようなプレートの付け外しによるストレスがありません。

また、フレックスベル以上にジムの固定ダンベルに近い形状をしているため、色々なダンベル種目に対応が可能です。

そして、最大の特徴は1kg刻みの重量変更

最小3kg~最大32kgまで合計30段階、しかも変更幅は常に一定のため、トレーニング強度の調節・ボリューム管理に便利です。

引用:ライシン公式HP

フレックスベルや他のアジャスタブルダンベルと比べると、その違いが良く判ります。メタルダンベル以外は、刻み幅が均等でなかったり、ポンド基準のため刻み幅の数字が中途半端です。

ダンベルタイプ刻み幅
メタルダンベル2024モデル/32kg1kg
フレックスベルNÜOBELL/32kg2kg
NÜOBELL/36kg2kg or 3kg
パワーブロックSP/50ポンド約2.3kg
SP EXP/90ポンド約1.1kg
ボウフレックス552i/52.5ポンド約1~3kg
1090i/90ポンド約2.3kg

また、メタンダンベルの名前の通り、プレート表面はクロムメッキ加工が施されており、メタリックな仕上がりになっています。

クロムメッキは普通のトレーニング器具にされるサビ止めの塗装とは違い、耐久性の高い表面加工です。クロムが空気中の酸素と結合することで、表面に透明で薄い不動態皮膜を形成するため、耐食性・耐摩耗性が高く、自動車・バイクのパーツにも使われています

また、高級感のある光沢なのでダンベルの武骨さが隠れ、スタイリッシュな雰囲気のあるインテリア的な魅力もあります。

ライシンにはメタルダンベル以外にも、PROVERBELLというマッドな質感で最大41.5kgのフレックスベルタイプダンベルがあります。別の記事で紹介しているので、興味のある方はコチラもどうぞ。

メタルダンベル2024モデルの変更点

ライシン メタルダンベル 32kg(2024年モデル) ご紹介
キンタ

2024年モデルは以下のポイントが変更されました!

2024年モデルの変更点

プレートカバーの廃止

プレートを嚙合わせるツメの追加

グリップ幅を2.5cm短縮

メモリ脇に+・-の刻印追加

プレートカバーの廃止

 旧モデルメタルダンベルのデザイン的特徴でもあった、プレートスリーブを覆っていたカバーが廃止されました。

横幅が固定ではなくなり、重量に合わせてサイズが変わるようになっています。

プレートを嚙合わせるツメの追加

台座に置いてあるプレートの転倒防止のため、プレート同士がかみ合うようにツメが追加されました。

グリップ幅を2.5cm短縮

旧モデルはグリップ幅が14.5cmと長めでしたが、2024モデルは12cmと丁度良い長さになっています。

メモリ脇に+・-の刻印追加

グリップの数字メモリの両脇にプラスとマイナスの刻印が追加され、回す方向が判りやすくなっています。

2024年モデルの変更によるメリット・デメリット

2024年モデルへのリニューアルは、ユーザーからの意見を元にした改善のため、アジャスタブルダンベルとしての性能は上がっていますが、逆に悪くなったポイントもあります。

キンタ

それら変更によって生じたメリット・デメリットを紹介します。

コンパクトで扱いやすい

プレートカバー廃止とグリップの短縮で、横幅が5cm短く、扱いやすくなりました

また、横幅が固定ではなくなったため、低重量で設定した際の使い勝手が格段に増しています。横幅が固定された旧モデルは長すぎる横幅が邪魔をして、身体やダンベル同士でぶつかってしまい、行うのが難しい種目もありましたが、

2024年モデルは、横幅がネックとなるインクラインアームカールなどもスマートに行えるなど、コンパクトになったことによりカバーできる種目が増えました

オンザニーが安定する

プレートカバーの廃止によりオンザニーが安定するようになりました。

コンパクトになったのも要因ですが、プレートカバーのスペース部分がなくなっため、普通のダンベルに近い重心となり、手元でバランスが取りやすくなっています。

オンザニーでのセットへの入りがスムーズになり、より高重量トレーニングへ集中することができます。また、セット後の膝置きも安定するため、落下するリスクも減らせより安全です。

台座に戻しやすくなる

プレート同士が噛み合うツメの追加により、ダンベルを台座にもどしやすくなりました

旧モデルのプレートは穴の開いた円盤が溝に沿って並んでいるだけだったため、倒れてしまわないよう慎重にダンベルを戻す必要がありました。

2024年モデルは、プレート同士が噛みあい、台座にもツメがかかるようになっているため、真上に引き抜かないかぎりプレートが倒れずらくなりました。また、プレートカバーがないがため、戻す時の位置合わせの手間も減り、ダンベルをストレスなく台座に戻せます

プレート落下の事故が減る

また、プレート同士が噛みあうことにより、プレートが落下する事故も減ります

旧モデルはグリップ内のシャフトだけの1軸でプレートを固定していたため、プレートの保持力があまり強くありませんでした。

新モデルは、シャフトとツメの2軸が交差するようにプレートを固定するため、保持力が各段に増し安全にトレーニングすることができます

プレートカバーをハンドルとして使えなくなった

邪魔者あつかいされていた旧モデルのプレートカバーですが、ハンドル代わりに使えるというメリットがありました。

たとえば縦に構えるとき、片側のプレートカバーの縁をハンドル代わりにすればケトルベルのように扱えます。また、横に構えて両縁を握り1本でハンマーカールなどもできました。

キンタ

メーカーが想定する正しい使い方ではありませんが、アイディア次第ではそれなりに活躍できていたと思います。

高級感が下がってしまった。

デザインとしては旧モデルの方がメタリック感が強く、高級なイメージのあるデザインでした。

2024年モデルは、プレートに樹脂パーツが追加され、プレートカバーもなくなってしまったため、少しカジュアルよりな印象になっています。

値段が高くなった

メタルダンベル2024年モデルは、旧モデルと比べ値段が高くなっています。以前は50000円代でしたが、現行モデルは約70000円、フレックスベルより少し安いぐらいです。

キンタ

ダンベルとしての性能はアップしていますが、安いというメリットがダウンしてしまいました


2024年モデル

旧モデル
69,800円
(参考価格)
56,800円

メタルダンベル2024年モデルのまとめ

メタルダンベル2024年モデル
変更のまとめ

  • プレートカバーの廃止
    コンパクトで扱いやすくなりオンザニーも安定
  • プレートを嚙合わせるツメの追加
    台座に戻しやすい、安全性アップ
  • グリップ幅を2.5cm短縮
    全体的にコンパクトで扱いやすい
  • メモリ脇に+・-の刻印追加
  • 価格がアップ
    フレックスベルより少し安い程度

ライシンのメタルダンベル、値段は上がってしまいましたが、フレックスベルタイプのダンベルとしての使いやすさは格段にアップしています。

特にプレートカバーがなくなりコンパクトで扱いやすくなったため、フレックスベルタイプとして弱点といえるところが見当たりません

ユーザーが少なく耐久性は未知数ですが、今までもオリジナルなアジャスタブルダンベルの販売実績があるライシンなので、充分期待できます。ホームジムのメインを担うダンベルとして充分活躍してくれるはずです。

  • この記事を書いた人

キンタ

元転勤族のサラリーマン。しょっちゅう部屋がかわるので、その度に新しくホームジムを構築し、スポーツクラブも10店舗以上渡り歩く。現在は今までの経験を元に、自慢のマイトレーニングルームからフィットネス情報を発信。モットーは「健康的にデカク!」

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