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こんにちは!キンタです。今回はトレーニングベンチの代用に関する話題です。
「ダンベルは手に入れたけれど、トレーニングベンチまで買うのは何かハードルが高い…」と感じるホームトレーニーは多いですよね。スペースや費用、そして部屋のデザインまで考慮しなければならないため、トレーニングベンチを導入する決断はなかなか難しいものです。
とはいえ、トレーニングベンチがないとできるエクササイズが制限されてしまいます。そのため、トレーニングベンチを手に入れることが難しい方々が、家にあるアイテムで代用するアイディアを模索するのは当然のことかもしれません。
ただし、「似ている形」「ちょうど良い高さ」といった理由だけで、通常の椅子やソファーを代用するのは危険です。
この記事では、トレーニングベンチの代用に椅子を使ってはいけない理由と、さらに家庭にあるアイテムを使ったトレーニングアイディアもご紹介します。トレーニングベンチが手に入らない方々も、この記事を参考にして自宅で安全かつ効果的なトレーニングを始めてみませんか?
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目次
なぜ、普通の椅子をトレーニングに使ってはイケないのか?
トレーニングベンチは、色々なトレーニング種目に耐えられるよう設計された専用の器具です。トレーニングでの安全性・使いやすさが、座るために作られた家具とは全く違います。その違いを含め、普通の椅子をトレーニングで使ってはいけない理由を解説します。
トレーニングベンチと椅子とでは耐久性が段違い
トレーニングベンチは耐久性、特に荷重に対しての耐久性(耐荷重)が、普通の椅子とは全く違います。
トレーニングベンチの耐荷重は、平均して200kg以上。背もたれなども、高重量のトレーニングに耐えられる構造になっています。
また、トレーニングベンチに設定された耐荷重は、安全に長期間使用できる数値です。短時間なら、設定された耐荷重の2倍~2.5倍の重量を、故障せず支えられます。
一方、普通の椅子の耐荷重は90kg前後。成人男性一人分の体重+アルファ程度です。
「90kgまでなら普通の椅子でも大丈夫なのでは?」と考えるかもしれませんが、耐荷重以下でも普通の椅子でのトレーニングは危険です。
設定された耐荷重は普通に椅子として使った場合の数字です。トレーニングは勢いがつくため、瞬間的には総重量(体重+ウェイト重量)以上の荷重がかかります。座面部分はまだしも、背もたれ・ひじ掛けはトレーニングの負荷であっさり壊れてしまう可能性があります。
たとえば、背もたれのあるオフィスチェアに背中を預けてダンベルショルダープレスをするとします。軽い重量なら、最初は問題なくトレーニングができます。しかし、背もたれと座面を繋ぐパーツには想定外の負荷がかかり続けます。あつかう重量も少しずつ重くなっていくはずです。ですが突然、前触れなしにボキっとオフィスチェアのフレームが折れる日が来ます。
急に支えがなくなるので、あわててダンベルを脚に落としてしまうかもしれません。勢いが殺せず、後頭部を床にぶつけて大怪我を負う可能性もあります。
つまり、普通の椅子は耐荷重や耐久性の問題から、トレーニングベンチの代わりに使うのは危険ということです。
どうしても椅子を使いたいなら、木製で造りの頑丈なダイニングチェアを使うと比較的安全です。しかし、造りの頑丈な木製家具は高価なので、壊す前に安いトレーニングベンチを買った方が良いかもしれません。
普通の椅子ではトレーニングがやりにくい
トレーニングベンチはトレーニングに便利な設計がされたトレーニング器具です。
一方、普通の椅子は座り心地重視。ほどよい硬さのクッションに、腰から背中を包み込むような形状になっています。普通に座る分には問題ありませんが、身体を少し傾ければクッションが沈みフレームもグラつくためバランスが崩れてしまいます。また、シートが肩甲骨の動ける範囲を制限するため、満足なトレーニングができません。
逆に、トレーニングベンチは下記のような特性があります。
トレーニングベンチの特性
- 沈み込まない、弾性が強いクッション
- 可動域を邪魔しない、フラットで幅の短いシート
- グラつきを抑えるための、剛性の高く太いフレーム
- シートに角度を付けても、転倒しないバランス
つまりトレーニングベンチは、トレーニング中にバランスが崩れず、手足の可動範囲も広く取れます。そのため、普通の椅子を使うより何倍もスムーズなトレーニングが可能になります。
椅子やソファーではできない種目
また、ベンチプレスなど、普通の椅子やソファーではできない種目もたくさんあります。
たとえば、大胸筋を中心として腕や肩も鍛えられるベンチプレスです。トレーニングベンチの安定性と、肩関節の可動域を確保できるシートサイズがないとできません。
腹筋を鍛える最強種目のドラゴンフラッグや背中の広背筋に効果的なワンハンドローイングも、バランスが崩れやすいのでソファーなどで行うのは危険です。
他にもベンチなしでは難しい種目が大量にあり、挙げればキリがありません。
椅子を壊すより、トレーニングベンチを買った方が安上がり
また、椅子を代用品として使うより、トレーニングベンチの方が安上がりです。
椅子の値段もピンキリですが、安くても5,000円はするはずです。トレーニングで酷使して何度も買い直すより、最初にトレーニングベンチを買ってしまえばトータルコストを抑えられます。
高性能なトレーニングベンチは数万円~数十万円もしますが、ホームジム用にはオーバースペックなので、20,000円以下のトレーニングベンチで十分です。初心者用のエントリーグレードなら5,000~10,000円で購入できます。
少しでも安く抑えたいなら、フラットベンチでも良いですが、できれば背もたれ角度の調節できるインクラインベンチをおすすめします。
何点か、おすすめのトレーニングベンチも紹介します。
予算10,000円の格安トレーニングベンチ
予算に余裕がない方は、こちらのフィットネスブランド。1万円以下の超ハイコスパなトレーニングベンチが揃っています。
- WASAI 日本のフィットネスブランド。ベンチ以外にもコスパの高いハーフラックや、チンニング台が優秀。
- BARWING(YouTen) ショッピングモールYouTen内で販売している、ホームジム用のフィットネスブランド。
- FLYBIRD 2000年から約20年間、主に米国市場で活躍しており、アメリカ版アマゾンで高い評価を受けています。本社は中国です。
WASAI (和才)/MK600A
参考価格:6,980円
限界価格のインクラインベンチ
WASAIのMK600Aは、恐らく国内最安クラスのインクラインベンチです。安いうえに折り畳みタイプなので、使わないときは収納にしまっておけます。耐荷重がちょっと低めなので、女性やライトユーザーにおすすめです。
BARWING(バーウィング)/BW-AJB05
参考価格:9,980円
耐荷重800kgの超ハイコスパ
BARWINGのBW-AJB05は、10,000円以下なのに耐荷重が800kg、業務用ベンチよりも高耐荷重です。しかしフレームが細くベンチ自体が軽めなので、グラツキが少し気になります。
FLYBIRD(フライバード)/FB139
参考価格:10,480円
アメリカで累計販売100万台
FLYBIRDのFB139はアメリカのAmazonで非常に高い評価を受けており、累計販売台数は1000,000台を超え。背もたれ・座面どちらも多段階に角度調節ができるため、トレーニングの幅を広げてくれます。
他にも安いだけなら、STEADYやGO!GO!JUMPなどもありますが、サクラチェッカーでステマ判定されている商品が多いので、購入する際は気を付けた方が良いかもしれません。
トレーニーから評価の高いトレーニングベンチ
本格的にウェイトトレーニングをするなら、少し高くなりますが多くのトレーニーから支持されている、こちらのフィットネスブランドもおすすめです。
- LEADING EDGE トレーニングベンチを中心に品質と価格のバランスが取れた製品が多い、日本のフィットネスブランド。
- iROTEC 知名度抜群・日本の代表的なホームジム用フィットネスブランド。マルチに使える多機能なトレーニング器具が多い。
- Reebok 1895年創業の英国の超老舗スポーツブランド。
LEADING EDGE(リーディングエッジ)/LE-B80
参考価格:18,200円
高品質な家庭用ベンチ
リーディングエッジのLE-800は、使い心地やトレーニングのしやすさに比重を置いて設計された、高品質な家庭用トレーニングベンチです。スペックは平均的ですが、シート・クッション素材・角度調節機構などこだわって作られており、格安ベントと比べると使いやすさは段違いです。
iROTEC/マルチポジションベンチ
参考価格:18,200円
多機能トレーニングベンチ
アイロテックのマルチポジションベンチは、ベンチに複数の機能を詰め込んだマルチなトレーニング器具です。これ1台でレッグエクステンションやアームカールなど、自宅でマシントレーニングも可能です。ただしサイズが大きいのは難点です。
Reebok/リーボックデッキ
参考価格:32,000円
有酸素+ウェイトトレーニング
リーボックデッキはトレーニングベンチと有酸素用のステップ台のハイブリッドなトレーニングベンチです。勢いをつけて昇り降りする前提のため、脚とシートが一体化しており、他のベンチと比べ安定性は段違いです。耐荷重は低めですが、マルチニ活躍が期待できます。
トレーニングベンチの代用品
それでもトレーニングベンチを買わないで、自宅にあるものでなんとかしたい方向けに、トレーニングベンチの代用アイディアをいくつか紹介します。
厚手の雑誌
個人的に1番のおすすめは、少年誌など厚手の雑誌です。
少年誌は3~4cmの厚さがあるので、3冊ほど重ねれば高さを稼げます。ビニールひもでグルグル巻きにしておけばズレる心配もありません。
また、大抵の雑誌はB5サイズ(182mm*257mm)、背中を預けても肩甲骨の動きを邪魔しない丁度良いサイズです。
ただし、あまり高く積み過ぎるとバランスがとれなくなります。ダンベルをもったままバランスを崩すと危ないので、地面にお尻がつけられるぐらいまでの高さにしておきましょう。
布団・クッション
定番ですが、布団やクッションを丸めて使うという方法もあります。
柔らかいので背中が痛くなりませんし、サイズも体型に合わせて調節できます。
ただし柔らかすぎて、支える力が弱くバランスを崩しやすいのが弱点です。中に雑誌を芯として1~2冊入れて丸めると、少し使いやすくなります。
クーラーボックス
ハードタイプのクーラーボックスも意外と耐久性があるので、トレーニングベンチの代用品として使えます。
ただし、クーラーボックス自体が軽く簡単にバランスを崩すので、中に何か重りになるものを入れる必要があります。また、背中を預けるのは危険なのでやめて置いた方が良いでしょう。
ストレッチポール
ストレッチポールも背骨に沿わすように置けば、トレーニングベンチのように肩関節の可動域を広くとれます。
「元々家に置いてあるアイテム」ではないかもしれませんが、細長く軽いので置き場所に困りません。
円筒状のトレーニング器具なので安定感はありませんが、その分体幹も同時に鍛えられます。
踏み台・ステップ台
踏み台なども、軽いダンベルトレーニングになら使えます。耐荷重が100kg前後あり、高さやサイズもちょっとしたトレーニングにピッタリです。
また、新しく買うことになるとは思いますが、フィットネスメーカー・ブランドが出しているトレーニング用のステップ台もおすすめです。踏み台とサイズがほとんど変わらず、値段も3,000~4,000円。高さの調節可能なモデルなら、トレーニングがはかどります。
紹介したアイディアはどれも、高重量でハードなトレーニングには向いていません。あくまで代用なので、バランスを崩しても自力でリカバリーの効く範囲で使用してください。
トレーニングベンチをDIY
手間暇をおしまなければ、トレーニングベンチのDIYも可能です。
金属フレームは金属加工できる設備がないと無理ですが、木材や塩ビパイプならちょっとした工具でDIYできます。木材ならホームセンターでカットしてもらい、ビスで組み立てだけ自分で行う方法もあります。
かなり時間がかかるので、自作DIYベンチは趣味の領域です。
代用品を使うより、トレーニングベンチを買った方が良い
トレーニングベンチはトレーニングに使うため、耐久性・使いやすさ・バランスを考慮しデザインされた器具です。これを自宅にある椅子やソファーで代用するのは、少々リスキーなのが判って貰えたでしょうか?
また、自宅にあるアイテムをベンチの替わりに使うこともできますが、実際のトレーニンベンチの使いやすさとは比べ物になりません。
負荷の軽いトレーニングならベンチ以外の代用品も使えますが、高重量のダンベルを使うならここで紹介した代用品では危険です。ジムに通うか、手頃なトレーニングベンチを探して下さい。
初心者向けのトレーニングベンチの選び方・おすすめ情報を別の記事でまとめているので、興味のある方はこちらも目を通して下さい。