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こんにちは!キンタです。今回はアイロテックのマルチポジションベンチの解説です。
アイロテックのマルチポジションベンチは賛否両論のあるトレーニングベンチです。
機能がたくさんあって便利という意見もあれば、中途半端で使いにくいという意見もあるため、「気にはなっていても手が出せない。」という方もいるのではないでしょうか?
この記事は、そんな方のためのアイロテックのマルチポジションベンチ特集です。その特徴を、メリット・デメリット両面から解説していくので、ぜひ参考にしてください。
マルチポジションベンチはコスパの高いトレーニング器具
マルチポジションベンチは…
結論から言うと、マルチポジションベンチはトレーニングベンチとしては微妙ですが、ホームジム用のトレーニング器具としてはコスパが優秀です。
値段相応の造りのため、ジムに通った経験のある中・上級者が満足できるレベルのトレーニングはできませんが、ホームジムで色々な種目にトレーニングしたい筋トレ初心者にはおすすめできます。
アイロテックとは?
アイロテックはスーパースポーツカンパニーが運営する、ホームジム専用のフィットネスブランドです。トレーニングベンチはもちろん、ダンベル・バーベル・パワーラックや各種トレーニングマシーンなど豊富なラインナップを、手頃な価格設定で販売しています。
また、日本企業なので製品トラブル時の対応がしっかりとしているのもポイントです。
アイロテックの詳細は、アイロテック情報まとめの記事をどうぞ。
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では、そのメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
マルチポジションベンチ9のメリット
マルチポジションベンチのメリットは、以下の9つです。
- 重量が33kgあるため安定している
- インクライン&デクライン
- 角度調節が簡単
- シートが連動する
- レッグエクステンション
- レッグカール
- プリチャーアームカール
- 28/50mm径のプレートが使える
- コスパが良い
重量が33kgあるため安定している
メリットの1つ目は、重量があり安定しているところです。
ジムの業務用ベンチは30~40kg以上の重さがあり、しっかりとした骨太なフレームの造りをしています。一方、ホームジム用トレーニングベンチはフレームが貧弱で軽い物が多いです。
下の表を見て下さい。2万円以下のホームジム用アジャスタブルベンチの重量をまとめましたが、平均して13kg以下です。軽い物だと業務用の1/5程度しかないベンチもあります。
軽いと取り回しは良いのですが、トレーニング中左右にグラついたり、後ろにズレるなど、安定性に欠けます。
メーカー | 画像 | 型番 | 重量 |
BARWING | BW-AJB04 | 7.7kg | |
BW-AJB01 | 14.7kg | ||
BW-DC04 | 18.3kg | ||
FLYBIRD | FB LITE | 12kg | |
WP129 | 10kg | ||
FB139 | 8.5kg | ||
LEADING EDGE | LE-B80L | 12kg | |
LE-B80 | 18kg | ||
LE-B80R | 18kg | ||
WASAI | MK038 | 18kg | |
MK037 | 15kg | ||
MK035C | 13kg | ||
平均重量12.9kg |
アイロテックのマルチポジションベンチの重量は33kgあります。
業務用には敵いませんが、ホームジム用としては充分な重さで、トレーニングによる衝撃を緩和しグラつきを抑えてくれます。
インクライン&デクライン
メリット2つ目は、バックシートをインクライ・デクライン両方に調節できることです。
マルチポジションベンチは、
- フラット
- インクライン5段
- デクライン1段
の合計7段階でバックシートを調節できるため、1台でフラット・インクライン・デクラインベンチの役割が果たせ、殆どのバーベル・ダンベル種目に対応可能です。
角度調節が簡単
メリット3つ目は、バックシートの角度調節の簡単さです。
バックシート角度調節の仕組みは、製品によって異なります。
業務用なら簡単に角度を変えらる製品が多いですが、安いとベンチだと角度調節の度に金属製のピンを抜き差ししたり、ネジパーツで留めるなど若干面倒な仕組になっています。
マルチポジションベンチは、ポップピン方式のため角度調節が簡単です。
フレームに付いているポップピンを引くだけでロックが外れるため、一瞬でバックシートの角度を変えられます。
ポップピンをねじればしっかりと固定できるため、安心してトレーニングできます。
シートが連動する
メリット4つ目は、シート(座面)の角度がバックシートの角度と連動しているため、トレーニング時の角度調節の手間が省けます。
たとえばバックシートを起こしたインクライン種目では、腰が前に滑ってしまいがちでフォームが安定しません。しかし、マルチポジションベンチはバックシートを起こすと同時にシートに傾斜が付き、腰の重心が自然とバックシート側に傾くため、前滑りしなくなります。
レッグエクステンション
メリット5つ目は、アタッチメントでレッグエクステンションができることです。
レッグエクステンションは大腿四頭筋にフォーカスしたマシントレーニングで、ジムでも特に人気のある種目です。
レッグカール
メリット6つ目は、アタッチメントでのレッグカールです。
レッグカールは、ハムストリングを集中して鍛えられるマシントレーニングです。
ハムストリングを効果的に鍛えられる種目はデッドリフトなど、腰に負担のかかる種目ばかりですが、レッグカールはうつ伏せ状態で行うため腰への負担がほとんどありません。
ホームジムだと脚トレはスクワットに頼りがちになるので、脚の種目が増えるのは嬉しいですね
プリチャーアームカール
メリット7つ目は、プリチャーアームカルです。
プリチャーアームカールは、上腕二頭筋を鍛える事にフォーカスしたアームカールの1種です。肘を固定してアームカールを行うことで、他の部位に負荷が逃げず効果的に上腕二頭筋を鍛えられます。
インクラインベンチのバックシートなどでもできますが、マルチポジションベンチのアタッチメントを使用すればシートに腰をかけて行えるため、フォームが安定します。また、アタッチメントシートの幅が50cm以上あるため、バーベルを使って両手同時に鍛えるこも可能になります。
28/50mm径のプレートが使える
メリット8つ目は、アタッチメントに28mm/50mm径両方のプレートが使えることです。
バーベル・ダンベルに使われるウェイトプレートは、シャフトを通す穴が28mmと50mmタイプに別れており、互換性がありません。
マルチポジションベンチは、どちらの径でも使えるように追加のアタッチメントがあります。
プレートの種類を選ばないので汎用性が高いです。
コスパが良い
メリット9つ目は、コストパフォーマンスです。
マルチポジションベンチは、今までのメリットで紹介してきましたが、各種トレーニングベンチとしての機能はもちろん、トレーニングマシンとしても使えるマルチな性能を持っています。
それでいて3万円前後とお手頃価格です。
ベンチ1台分の値段で、色々なトレーニングができるコスパ抜群のトレーニング器具です。
マルチポジションベンチ7のデメリット
今度はマルチポジションベンチの気になる点、デメリットも見ていきましょう。
デメリットは、以下の7つです。
- 脚が床につかない
- バランスが悪い
- プレートが必要
- ベンチとしてはかなり大きい
- シートを独立して動かせない
- アタッチメントで高重量があつかえない
- アタッチメントがチープ
- 組み立てが大変
脚が床につかない
デメリット1つ目は、床に脚がつかないところです。
これは、マルチポジションベンチで1番不評なポイントでもあります。
マルチポジションベンチのシート高は51.5cm、平均的なトレーニングベンチと比べ7~8cmほど高くなっています。そのため、よっぽど脚が長い人でなければ、シートに身体を預けた状態で床に脚をつくことはできません。
これは、アタッチメントで脚トレーニングをするため、シートの高さが必要なため、構造上どうしようもない弱点です。
ダンベルローイングや、ベンチプレスなど床に脚をしっかり付ける必要がある種目はできないと思った方が良いでしょう。
しかし、本来は前側のフレームに脚を乗せてトレーニングする設計のようです。どうしても脚を床につけたい場合は、ステップ台なんかを用意して下さい。
バランスが悪い
デメリット、2つ目はバランスの悪さです。
マルチポジションベンチは、全体的に前側に重心が寄っているため、バランスが良くありません。
特にレッグエクステンションをするさいには、プレートの重さも追加されるため、身体が前傾すると、後ろ脚が浮いてしまうことがあります。
バランスをとるため、ベンチの後ろ脚にプレートを置いて使うかたもいるようです。
プレートが必要
デメリットの1つ目は、トレーニングに別途プレートが必要なところです。
マルチポジションベンチにはウェイトプレートが付属していません。そのため、バーベル・ダンベルなど、ウェイトプレートのあるトレーニング器具を別に買わないと、マシントレーニングができません。
ベンチとしてはかなり大きい
デメリット4つ目は、サイズが大きすぎることです。
マルチポジションベンチは、全体的に大きな造りで、アタッチメントを含めると全長は175cmにもなります。また固定タイプのベンチなので、フォールディングタイプのように折りたたむことができません。
移動・収納にすぐれるフォールディングタイプのベンチなら、折りたためば座布団1枚分の面積に収まりますが、マルチポジションベンチだと、設置スペースだけで畳半畳は必要です。
ずっとスペースが圧迫されるため、せまい部屋での運用が大変です。
シートを独立して動かせない
デメリット〇つ目は、シートを独立して動かせない事です。
メリットで紹介しましたが、マルチポジションベンチのシートはバックシートと連動していますが、逆にこれがデメリットでもあります。
インクライン時は問題ありませんが、デクライン時には逆ぞりになってしまい使いにくいという意見が出ています。
アタッチメントで高重量があつかえない
デメリット6つ目は、アタッチメントで高重量があつかえないところです。
マルチポジションベンチのアタッチメントの重量制限は以下の通りです。
- レッグパーツ60kg
- アームパーツ50kg
アームカールなら50kgあれば充分ですが、男性がレッグエクステンションで60kgだと、すぐ重量が不足してしまいます。
また、プレートを設置するスリーブ自体が短いため、使えるプレートの枚数は4〜5枚程度、ダンベル用の5kgプレートでは重量が稼げません。最大重量でトレーニングする為には、15kg~20kgはあるバーベル用の高重量プレートが必要になります。
アタッチメントがチープ
デメリット7つ目は、アタッチメントのクオリティがチープなところです。
他のメーカーにも、ベンチに機能を追加するアタッチメントはありますが、アタッチメント単体で数万円はします。
マルチポジションベンチは、ベンチとアタッチメント2つで3万円に値段を抑えているため、どうしてもアタッチメントのクオリティが下がってしまいます。
可動パーツの動作が悪く、またパーツも取れやすいなど、アタッチメントのチープさが目立ちます。
もし、予算に余裕があるなら、造りが頑丈で各種性能がアップグレードされた上位モデルもあります。
組み立てが大変
デメリット最後は、組み立ての問題です。
マルチポジションベンチはパーツがバラバラの状態で届くため、自分で組み立てる必要があります。組み立てには2~3時間程度かかるうえ、組み立て工具が付属していないため、14mmレンチ×1本、17mmレンチ×2本が必要になります。
マルチポジションベンチの評判
実際に使ったユーザーからの意見や情報が欲しいという方のため、約150件のユーザーレビューをまとめました。
マルチポジションベンチ良い評判
マルチポジションベンチに対する良い評判を、まとめると以下のようになりました。
- 安定感がある [23件]
- 造りが丈夫・しっかりしている [22件]
- コスパが良い・価格に満足 [16件]
- 多機能・アタッチメントが便利 [10件]
- デザインが良い [8件]
- サイズが丁度良い [6件]
- 角度調節が簡単 [3件]
参考になりそうなレビューを何点か紹介します。
おすすめします
自宅での筋トレを始めて2年程過ぎたので、種目を増やすために購入しました。
アイロテック公式
もともと使っていたフラットベンチに比べて大きく、アタッチメントを含めるとそれなりにスペースが必要になります。
しかし作りはしっかりしていてかなりお勧めできます。
筋トレを長く続ける自信のある方は
フラットベンチではなく、最初からこちらを購入するのも良いかもしれません。
素晴らしい品質
アイロテック公式
・角度調整は7段階あり、ディクライン、30度の浅いインクライン、45度のインクラインや85度のほぼ直角に近い角度まであるのですが、がたつきは一切ありません。
・角度の調節はピンで行うのですが、このピンはある程度緩めると、引っ張るだけで移動させることができ、とても簡単に素早く角度調節が可能となっています。
・背面シートと座面シートは、取り付けの際に仮止めで調整してから固定することで、直角に近い角度にしても干渉はありませんでした。
・商品写真からは分かりませんが、背面シートの「IROTEC」という白い文字は刺繍となっていました。
・アームカール、レッグエクステンションのアタッチメントもついてきます。このベンチの品質でアタッチメントまでついているのは素晴らしいです。
絶対アイロテックをおススメします!
アイロテック公式
マルチラックを購入してましてこちらのベンチを悩んだ挙句購入しましたが、迷う必要がなっかったです。
とてもいいです!
他社のように「ミシミシ、ギシギシ」いいません。
しっかりしてます。
今回も、ほんとにこの値段でいいの~??
と思わされるお品でした。
アタッチメントの便利さ、コスパの高さ、安定感などが評価されていますね
マルチポジションベンチ悪い評判
マルチポジションベンチ、悪い評判は以下の通りです。
- 脚が床につかない [33件]
- パーツの精度・品質が悪い [11件]
- アタッチメントがチープ [7件]
- アタッチメントの付け替えが面倒 [3件]
- バランスが悪い [3件]
こちらも、参考になるレビューを紹介します。
ベンチには向いてない、、、ベンチプレスにはあまり向いてないかも。仰向けに寝たときに足が地面につかないので、パワーが出にくい。私の身長は172cmです。
アイロテック公式
アタッチメントは固定ネジをしっかり締めないとぐらつきます。そのため付け替えが面倒で、固定ネジの耐久性も心配なところです。
アイロテック公式
足のクッションはしっかりしていて痛くはありませんが、クッションを付ける鉄パイプはフレームの穴に通しているだけなのでグラツキがあり、鉄パイプの削れも発生しているもで、ここも耐久性が心配です。
高さは身長171cmの私には高すぎて 足は付きますが踏ん張りがきかない高さです。少し重量を上げる時は踏み台が必要と思います。
ウエイトが重いと、後ろが浮きます。
アイロテック公式
軽いウエイトでも、手を前について立ち上がろうとすると、後ろが浮きます。(笑)
後ろの足に重しをすると大丈夫です。
やはりシートが高すぎると感じる方が多いようす。
マルチポジションベンチまとめ
マルチポジションベンチ特集どうだったでしょうか?コストパフォーマンスや機能性に優れていますが、トレーニングベンチとマルチマシンの中間地点にあるトレーニング器具であり価格も抑えているため、単体性能ではどうしても劣る部分があります。
それでも、色々なウェイトトレーニングに使え、更に自宅ではやりにくいマシントレーニングもできるトレーニング器具なため、ホームトレーニングをこれからはじめる方には充分お勧めできます。
また、マルチポジションベンチ以外の、アイロテックのトレーニングベンチ情報を知りたい方はアイロテック製トレーニングベンチ特集の記事をどうぞ。
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