トレーニング器具

「トレーニングベンチ、買うならどっち?」業務用と格安トレーニングベンチの違いを徹底解説

※この記事はプロモーションを含みます。

キンタ

こんにちは!キンタです。今回は業務用と格安トレーニングベンチの違いについてです。

Amazonや楽天でトレーニングベンチを検索すると、1万円前後でこんな製品が見つかりませんか?

  • 耐荷重300kg以上
  • 活躍の幅が広い4WAY仕様
  • 多段階で変更可能なバックシート
  • フットレストで腹筋も可能

などなど、業務用に劣らないスペックの格安トレーニングベンチ。

これだけだと安いうえに優秀に見えるため「業務用と何が違うの?」という疑問がわいてくるはずです。

この記事では、そんな疑問を解消するため、業務用と格安トレーニングベンチの違いについて解説していきます。

きっと、トレーニングベンチ選びの参考になるはずです。

また、ホームジム用のベンチ候補を探している方は、初心者におすすめトレーニングベンチ11選の記事もどうぞ。

業務用ベンチと格安ベンチとは使い心地が違う

下の表を見て下さい。業務用と格安のトレーニングベンチは価格差は大きいのに、カタログスペックには使用に差が出そうな大きな違いがありません。

タイプ業務用格安
製品
Thinkフィットネス
TCAC2SP

BARWING
BW-AJB03
参考価格269,500円7,980円
耐荷重未記載500kg
角度調節バックシート8段バックシート7段
重量42kg12.1k

では、どこが違うのか?

キンタ

トレーニングでの使い心地がまるで違います。実際に使い比べてみれば一瞬で判るレベルで、業務用ベンチが木製で重厚感のある社長デスクなら、格安ベンチは会議室にある長机です。

そして、その使い心地の差には重量とクッションが関係します。

重量で安定感が変わる

基本的に格安トレーニングベンチは軽く、業務用トレーニングベンチは重いです。

キンタ

一般的に道具は軽い方が良いとされていますが、トレーニング器具はそうとも言い切れません。軽い分だけ安定性が失われ、トレーニングの衝撃ですぐ揺れてしまうからです。

ペットボトルをイメージすると判りやすいと思います。ボトルが空だと、軽く指ではじいただけでグラつきますが、中が満たされていればビクともしません。

しかし、重くなるほど、材料費・加工費・輸送費が増えベンチの価格も上がってしまうため、格安トレーニングベンチにはペラペラで細い鋼材が使われており、重量は業務用の1/3~1/5ぐらいしかありません。

業務用ベンチ格安ベンチ
40~60kg以上15kg以下

基本的に質量が多いものほど、動かすのに大きな力が必要です。そのため、軽い格安のトレーニングベンチは簡単にグラつきます。一方、業務用ベンチはどっしり重たく安定し揺るぎません

クッション違う

また、格安ベンチと業務用ベンチとではクッションが違います

キンタ

業務用ベンチはどちらかというと硬く弾力があり、格安ベンチは柔らかく沈み込みやすい傾向にあります。

業務用のクッション格安のクッション
硬め柔らかめ
弾力がある弾力がない
沈まない沈み込む
高耐久すぐヘタる

どちらもクッションにはウレタンフォームが一般的ですが、同じウレタンでも密度や製法などが異なります。

格安ベンチのクッションは、比較的柔らかく密度の低いウレタンスポンジです。

清掃で使うスポンジなどよりは高密度ですが、体重をかければ深く沈み込んでしまいます。

キンタ

身体を預けたさいの感触は柔らかいですが、その分バランスが取りにくかったり、内部の気泡がつぶれ短期間でヘタってしまうなどの弱点があります。

一方、業務用ベンチクッションんには耐久性やトレーニングのしやすさを重視したウレタンが使われています。

  • 高弾性のウレタンスポンジ
  • ウレタンのチップを圧縮したチップウレタン

こういった密度が高いウレタンは、跳ね返す力が強く体重をかけても深く沈みません。また、荷重に強いため耐久力もあります

キンタ

沈み込みが少ないので、身体をどっしりと受け止め、重心を安定させたトレーニングができます。

ただし密度が高すぎるウレタンでは身体を預けると痛いため、表層は柔らかめのウレタンスポンジで下層に密度の高いスポンジなど、クッションが多層構造になっている場合もあります。

まとめると、業務用と格安では重さとクッションにより、トレーニング時の安定感による使い心地が違うということです。

次は、トレーニングでの使い心地以外も見ていきましょう。

格安ベンチの良いところ

BARIWING/BW-DC04

業務用トレーニングベンチは高い分、トレーニングでの使い心地は抜群ですが、格安のホームジム用ベンチにも良い点があります。

  • 値段が1/10以下
  • 軽くて移動させやすい

詳しく解説します。

値段が1/10以下

格安ホームジム用トレーニングベンチは、業務用の1/10程度で購入できます

メーカー・ブランドによるので、安い業務用なら5万円前後でも購入できますが、BULLなど有名メーカーなら1台40万円以上。ベンチ1台で安い中古車が買える金額です。

キンタ

ベンチ以外にも必要なトレーニング器具はたくさんあります。価格が1/10ならトレーニング時の安定性を犠牲にしても、お釣りがきます。

軽くて移動させやすい

格安ベンチは軽いので移動させやすいというメリットもあります。

使い心地のところでも紹介しましたが、格安ベンチの重量は業務用の1/3~1/5ぐらいで、最軽量クラスだと10kgを切ります。

業務用ベンチ格安ベンチ
40~60kg以上15kg以下

逆に業務用は、メーカーによっては70kg近いモデルもあり、手で抱えて移動するような重量ではありません。

キンタ

もちろん移動用にキャスター・ハンドルは付いていますが、ここまで重量があるとキャスターがあっても移動させるのに一苦労です。

格安ベンチなら、女性でも抱えて移動させられる重量です。

そもそも、ホームジムは自宅の一部をトレーニングスペースとして使っているので、ベンチが生活の邪魔にならないよう、トレーニングをしないときは部屋の隅や収納に片づける必要があります。頻繁に出し入れや移動させることを考えると、軽くて移動させやすい格安ベンチの方がホームジムに向いています

現実的なホームジムの予算や、スペースなどの制約を考えると、業務用より格安ベンチに軍配があがります。

中堅クラス・準業務用トレーニングベンチ

しかしトレーニングベンチは、業務用と格安だけではありません。

「業務用ベンチには予算もスペースも厳しい、だけど格安ベンチでのトレーニングも不安。」という方には、手頃な予算で買える中堅クラスや準業務用のベンチもおすすめです。

LEADING EDGE(リーディングエッジ)

リーディングエッジはホームジム用のトレーニングベンチで有名な、日本のフィットネスブランドです。

1万円以下のモデルもあり、値段的には格安に近いですが、性能とのバランスが取れた製品が特徴で、多くのトレーニーから支持されています。

おすすめ

マルチポジションベンチ ハイグレード|LE-B80R

参考価格: 18,200 円

総合おすすめ度:3.9
コスパ★2.4|耐荷重★2.9|トレーニング★4.4|評価★4.5

バランスの取れたハイコスパベンチ

LE-B80Rは、シンプルで高級感のある質感・必要充分な性能・トレーニングでの使いやすさを満たした、ハイコスパなトレーニングベンチです。また、フラット時のシート固定フック、アルコール使用可能なシート素材、両側から角度調節可能なポップピンなど、ユーザーフレンドリーなデザインです。

シートのクッションには高弾性なウレタンチップを採用しているため、安定性や耐久面でも優れています。

トレーニングベンチのスペック
耐荷重300kg
シートの高さ42cm
角度調整インクライン4段(最大70度)
デクライン1段
シート2段
重量18kg

リーディングエッジのトレーニングベンチに関しては、ホームジムに最適!リーディングエッジのトレーニングベンチを徹底解説の記事に詳しくまとめてあります。

関連記事

iROTEC(アイロテック)

アイロテックは、ホームジム専門のフィットネスブランドです。ダンベルからパワーラックまで幅広く扱っているため、知名度はトップクラスで国内にユーザーが多いブランドです。

トレーニングベンチは、多機能でマルチに使える、マルチポジショベンチが特に有名です。

マルチポジションベンチ

参考価格: 29,700 円

総合おすすめ度:3.4
コスパ★3.7|耐荷重★2.3|トレーニング★3.6|評価★3.8

アイロテックの看板的トレーニングベンチ

マルチポジションベンチは、トレーニーの間でも特に知名度が高く、アイロテックの代表的なトレーニングベンチ。その特徴は、名前が示す通りマルチに活躍できる多機能さと、手頃な価格が合わさったコストパフォーマンスの高さです。

アジャスタブルベンチとして機能に加え、プリチャーカール・レッグカール・レッグエクステンションができるアタッチメントが付属しています。ベンチ1台でマルチトレーニングが可能なので、ホームジムにぴったりです。

ただし、シートが高くフラットベンチとしては使いにくいので要注意。

トレーニングベンチのスペック
耐荷重ベンチ本体 240kg
レッグパーツ 60kg
アームパーツ 50kg
シートの高さ51.5cm
角度調整インクライン5段(最大85度)
デクライン1段
シート1段
重量33kg

アイロテックのトレーニングベンチに関しては、アイロテック製トレーニングベンチ特集の記事に詳しくまとめてあります。

関連記事

MBCパワー

MBCパワーは業務用~準業務用のトレーニング器具を販売する、日本のフィットネスメーカーです。

世界的に人気の高い北欧のフィットネスメーカーを参考に、日本の住宅や日本人の体格に合わせたトレーニング器具が特徴です。

MBCアジャスタブルベンチ コンパクト

参考価格: 45,880 円

総合おすすめ度:4.3
コスパ★1.7|耐荷重★4.9|トレーニング★4.4|評価★4.4

引用:MBCパワー公式HP

収納性を兼ねそなえた準業務用ベンチ

MBCアジャスタブルベンチ コンパクトは、ホームジムでの運用を考えた準業務用トレーニングベンチです。

重量35の頑丈で骨太なフレーム、細かく角度を調節できるバックシートを備えながら、自宅で使えるよう全体的にコンパクトな造りとなっています。固定式のベンチですが自立可能なため、使わないときは壁に立てかけておける収納性のもポイントです。

トレーニングベンチのスペック
耐荷重500kg
シートの高さ44cm
角度調整インクライン9段(最大85度)
シート2段
重量35kg

なお、MBCパワーの詳細はこちらからどうぞ、

業務用と格安トレーニングベンチの違いまとめ

以上、業務用と格安トレーニングベンチの違いでした。

カタログを見ただけではイマイチ違いの判らないトレーニングベンチですが、値段による違いはトレーニングのしやすさに繋がっています。

ただし、予算・スペースなどを考えた現実的なホームジムでは、格安~準業務用クラスのベンチの方がよりベターな選択かもしれません。

キンタ

業務用ベンチはトレーニング上級者になってから考えれば良いと思います

またベンチの選び方を知りたい方は、初心者におすすめトレーニングベンチ11選&ベンチ選びのポイントを徹底解説の記事をどうぞ。

  • この記事を書いた人

キンタ

元転勤族のサラリーマン。しょっちゅう部屋がかわるので、その度に新しくホームジムを構築し、スポーツクラブも10店舗以上渡り歩く。現在は今までの経験を元に、自慢のマイトレーニングルームからフィットネス情報を発信。モットーは「健康的にデカク!」

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