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こんにちはキンタです。今回はフィットネスブランドMOJEERの情報をまとめました。
MOJEERはAmazonや楽天で「可変式ダンベル」で検索をかけると高確率で上位表示されます。商品の値段設定は安く、Amazonの平均評価は★4以上。
コスパの良いフィットネスブランドに見えます。
でも、どこの国のどういうブランドかは判らない。「購入しても大丈夫?信頼できるブランドなのか?」という疑問もわいてきませんか?
この記事ではフィットネスブランドMOJEERをショップの情報・レビュー傾向などから、その信頼度を分析。また、数百件のレビュー内容から判る商品の傾向なども解説します。
ぜひ、MOJEERでトレーニング器具を買うさいの参考にしてください。
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目次
フィットネスブランドMOJEERとは?
MOJEERは、中国のフィットネスブランドで、本社は大都市シェンチェン(人口1,700万人以上)。
有名フィットネスブランドのデザインをコピーした思われるダンベルとトレーニングベンチを格安で扱っています。
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど複数のECモールに出品していますが、Webで検索しても公式HPや情報が見つからないため、ブランド・会社として積極的な外部への発信は行っていないようです。
MOJEERは信用できるフィットネスブランドなのか?
MOJEERを客観的に評価すると、「あまりおすすめはしないが価格は優秀でお試しになら使えるブランド」です。
おすすめできない理由としては、MOJEERの商品が見た目だけのバッタものを見分ける方法5選で、複数の項目に該当しているからです。
- サクラ度(ステマ疑惑)が99%
- 販売元が中国
- 配送料が不自然に高い
サクラ度(ステマ疑惑)が99%
MOJEERはサクラチェッカーでのサクラ度が99%です。
サクラチェッカーはAmazonで販売されているサクラ度(商品の安全性)を判別してくれる無料ツールです。商品ページのURLを入力するだけで、対象商品のレビュー傾向や会社情報から信頼できる商品かどうかを解析してくれます。
サクラチェッカーの下したMOJEERの判定はサクラ度は99%。大量のサクラレビューに、ブランドの公式HPも設定されていないため、この時点で要警戒です。
販売元が中国
また、MOJEERの販売元は中国です。メイドチャイナ(中国製)が悪いのではなく、販売元が中国なのがポイントです。
中国が販売元のブランド・ショップは、値段に釣られた新規顧客に売りさばくの目的としているため、最初からリピーターを期待していません。高品質なトレーニング器具で顧客を囲い込むメーカーとはビジネスモデルが全く違います。
そのため販売元が中国だと、安かろう悪かろうの粗悪な製品を販売している可能性が高くなります。
配送料が不自然に高い
さらに、MOJEERの配送料はかなり高目に設定されています。
低重量のダンベルは配送無料ですが、重量が高くなるにつれ不自然に高くなっていきます(商品代金に対して40~80%)
たとえば20kgセットの可変式のセメントダンベルは、商品代金が4,999円・配送料金が3,999円。
他にもボウフレックスタイプの40kgセットのダンベルだと、商品代金約20,000円に対して配送料金12,499円で設定されています。
Amazonからの出品だと2,000円以上の商品は配送無料になりますが、MOJEERはマーケットプレイスで出品しているため、配送料を自由に設定可能です。見せかけの商品代金を安く設定し、配送料で帳尻を合わせています。
安く見えても、トータルの料金は他のショップと大差ありません。
怪しくても価格は優秀
MOJEERの製品は怪しいかもしれませんが価格は優秀、オリジナルブランドの正規品と比べ1/3~1~5程度で購入出来ます。
たとえばボウフレックスの正規品は1セットで14万円以上ですが、MOJEERならほぼ同スペックのダンベルが配送料を含めても3万円程度です。
BoweFLex | MOJEER |
SelectTech1090i (41kgセット) | 可変式ダンベル (40kgセット) |
141,000円 (送料込み) | 31,198円 (送料込み) |
トレーニングの初心者が続くかどうかも判らない筋トレに14万円は厳しいと思いますが、3万円なら出せなくもない金額です。製品の質・トラブルに目をつぶっても、この価格差は大きいでしょう。
品質はともかく安く手に入るという意味では、初心者には優しいフィットネスブランドかもしれません。
ただし、MOJEER意外にも安くダンベルを販売しているブランドはたくさんあります。
国内なら4WDというブランドが安くておすすめですよ!
MOJEERの口コミ・ユーザーレビューまとめ
Amazon・楽天市場などのECモールのユーザーレビューを、ダンベルの種類ごとにまとめました。
公正な情報をまとめるため、以下に該当するレビュー情報はステマとして除外しています。
- ユーザー名が不自然なレビュー
- 高評価で具体性のないレビュー
- VINEメンバーによる高評価レビュー
- 無関係な商品のと思われるレビュー
可変式セメントダンベル
可変式セメントダンベルは、鉄の代わりにセメント製のウェイトを採用したダンベルです。樹脂やシリコンで表面を覆っているため、鉄の冷たさを感じさせないデザインとなっています。
良い口コミ|可変式セメントダンベル
- 安くてコスパ抜群
- グリップが太くて握り易い
- グリップがゴムなので手が鉄臭くならない
- 臭いは特に気にならない
- 鉄製ではないので部屋に置きやすい部屋に置きやすい
コスパに関してはかなり高く評価されています。また鉄を表面に見える形で使わないデザインのため、金属独特の硬さがなく部屋に置きやすいのもポイントです。
悪い口コミ|可変式セメントダンベル
- 油・樹脂の臭いが気になる
- 大きすぎて使いにくい
- 写真と比べると質感が悪い
- パーツの精度が悪くネジがゆるむ
- 部品の欠品がある
- 中古品のような汚れた状態で納品された
- トラブルの対応が遅かった
- パーツが破損し怪我をしそうになった
無臭素材を売りのひとつとしているハズなのに、臭いのことが指摘されています。高評価の中では臭いはきにならないとされていますが、低評価のレビューでは高確率で臭い・臭いが落ちないという情報が見られます。
また製品としての質は値段相応のようで、カラーや接合部のゆるみ、トレーニング中のシャフト破損、整形不良などパーツのトラブル。納品時からの汚れ・傷・部品不足など製品管理に関するトラブルがあり、全体的なクオリティは低いようです。
ボウフレックスタイプのダンベル
ボウフレックスのSeletTechのデザインと重量変更機構をコピーしたアジャスタブルダンベルで、左右のダンベルをひねることで、瞬時に重量を変更可能です。
良い口コミ|ボウフレックスタイプのダンベル
- 正規品より安くてコスパが良い
- 樹脂で覆われているため、床が傷つかない
- 重量調整が簡単で使いやすい
- 使用時のガタツキがない
- 使っていて安心感がある
- 質感が良い
正規品の1/5程度の値段のためコスパ面での評価が高いです。また、ボウフレックスタイプとして使いやすさも評価されています。
悪い口コミ|ボウフレックスタイプのダンベル
- 製造元がはっきりしなくて不安
- 切替がスムーズにできない
- 使用時の音が気になる
- 調整ダイヤルの精度が悪い
低評価のレビューは高評価のそれと対照的です。「切替がスムーズに行いえない」「使用時のガタツキ」など高評価とは真逆のレビューが多く見られました。
レビューを信じるのなら、製品の個体ごとの品質に相当なバラつきがあると考えられます。良い個体を引き当てたユーザーは問題なく使えてるようです。
クロームダンベル
クロームダンベルは、従来のスピンロック式ダンベルを発展進化させたダンベルです。カラーでまとめて固定していたウェイトプレートを、個別にネジで固定する方式のため、ガタツキがなくコンパクトなデザインになっています。
おそらく、フィットネスブランドNorthDeerのクロームメッキ仕上げの可変式ダンベルのコピー製品と思われます。
良い口コミ|クロームダンベル
- デザインがおしゃれ、スタイリッシュ
- クロームメッキなので表面がサビない
- コンパクトで使いやすい
- 重量の増減が簡単
- ガタつきが少ない
鏡面仕上げのボディとコンパクトなデザインに対して評価が高い印象です。
悪い口コミ|クロームダンベル
- 傷・汚れ・変色があり中古品のよう
- 接合部のネジ部分や重量の精度が甘い
- 部品が足りない
- 造りが安っぽい
- グリップ部分が太くて握りにくい
- 最初はニオイが気になる
パーツ精度や部品の欠品など商品としてのクオリティに対して悪い口コミが目立ちました。特にこのタイプのダンベルの肝であるシャフトとウェイトの接合部分の精度が低く、ウェイトの着脱トラブルが多いようです。
また、最初から傷や汚れが目立つ中古の様な状態で送られてくるという口コミも見られます。多少の傷や汚れはダンベル機能には影響ありませんが、表面がクロム仕上げが売りのダンベルとしては減点対象です。
臭いに対する指摘もありましたが、これは製品保護用のオイルのようです。使う前に拭き取れば問題なく使えます。
MOJEERは正規品には敵わないコピーブランド
以上の分析から、MOJEERは正規品には敵わないコピーブランドであると考えられます。
明らかに高すぎる配送料、低い耐久性やパーツ精度などトータルで考えると、「間に合わせとして買うのは良くても、本格的にトレーニングするには厳しい」と評価します。
しかし、現時点では品質に期待できないブランドですが、商品タイトルに必ずMOJEERのブランド名を付けて、MOJEERの製品であることを隠さずに販売しているのが、他の粗悪なコピー製品を扱っているショップ・ブランドとの違いです。
今後はクオリティが上がり、高品質なフィットネスブランドとして成長する可能性は残しています。