こんにちは!キンタです。今回の記事はパワーグリップ入門です。
パワーグリップ、気になっているけど、初心者が使っていると恥ずかしくないかな?
という考え方は完全に逆、パワーグリップは、筋トレ初心者にこそおすすめしたい、トレーニングギアです。使ってみれば、その効果はすぐに判ります。「どうして今まで使ってこなかったのだろう?」と後悔するぐらい、背中のトレーニングのクオリティが高まります。
しかし、この記事の読者の中には、まだパワーグリップがどんなアイテムなのかをイマイチ把握していない方もいることでしょう。パワーグリップは使い方によっては、せっかくの効果が半減してしまうので、是非正しい知識で使って欲しいです。
今回の記事は、そんなトレーニング初心者のため、パワーグリップの知識基礎を付け方から判りやすく解説します。この記事を読めば、パワーグリップの正しい効果的な使い方や、どんなパワーグリップを買えば良いかが判ります。
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目次
パワーグリップとは?3つの機能と5つのメリット
まずは、パワーグリップの機能とメリットを紹介します。
パワーグリップの主な機能は3つ、
実はこの機能に対応する、別々のトレーニングギアがあります。
つまりパワーグリップとは、これら3つのトレーニングギアの機能を併せ持つ、マルチなトレーニングアイテムということです。
この機能が、トレーニングにどんなメリットをもたらすのかを解説していきます。
パワーグリップのメリット
握力を使わず最後まで追い込める
フォームに集中できる
高重量のウェイトが使える
手のひらを傷めない
手首の怪我を防げる
握力を使わず最後まで追い込める
まず自前の握力が、ほとんど必要なくなります。
パワーグリップは、ベロをバーベルやダンベルに巻き付け上から握りこみます。こうすると、バーをホールド(保持)するための負荷は、パワーグリップを通して腕に逃げていくので、自前の握力をほとんど消耗することがありません。
そのため、握力が先に疲労し途中で終えていた背中トレーニングを、最後まで追い込むことが可能になります。
フォームに集中できる
また、握力を使わないことによって、背中のトレーニングフォームに集中できます。
パワーグリップ無しのトレーニングは、握力が消耗するにつれ、指や前腕がプルプルと辛くなってくるため、後半はフォームが乱れがちです。
パワーグリップを使ってのトレーニングだと、前腕から先を意識する必要がありません。
そのため、肩甲骨や背中の筋肉の動きに意識を向け、フォームに集中しやすくなります。
高重量のウェイトが使える
さらに、今までより高重量のウェイトがあつかえるようにもなります。
パワーグリップなしでのトレーニングでは、扱えるウェイトの重量は自分の握力次第です。
しかし、パワーグリップがあれば、握力がボトルネックにならないため、自分の握力以上の高重量トレーニングが可能になります。
高重量が扱える分、背中の成長も早くなりますね!
手のひらを傷めない
パワーグリップを使えば手のひらを保護できるため、バーを握るトレーニングで手のひらを傷めません。
たとえば、直接バーを握ってのトレーニングは、滑り止めのローレットが手に食い込んできます。慣れないと、最初の数回は我慢できても、最後は痛みで集中力が途切れます。
パワーグリップを使うと、ベロがバーを巻き込み緩衝材となり、痛みをほとんど感じません。
また、手のひらの刺激が減るため、手のひらの皮がむけたりマメができるのも防げます。
女性や接客業をしている方は、手のひらがボロボロにならないのが嬉しいですね
手首の怪我を防げる
パワーグリップは装着時に手首をベルトでギュッと締め付けるため、手首の怪我を防ぐ効果もあります。
握力の補助や、手のひらの保護に比べればかなり限定的な効果ではありますが、あるなしで手首への負担が違います。
リストラップのように手首をガチガチにはできませんが、前腕の骨を締め付けて位置を固定できます。そのため、胸トレーニングなどで起こりやすい、TFCC(三角繊維軟骨複合体)損傷の予防にもなります。
中重量のベンチプレスやショルダープレスなら、リストラップの替わりとして使えちゃいます。
パワーグリップのデメリット
メリットもあれば、もちろんデメリットもあるものです。そこまで大きな問題ではありませんが、念のため程度にチェックして下さい。
パワーグリップのデメリット
前腕・握力が鍛えられない
パワーグリップに頼ってしまう
パワーグリップがなければ背中のトレーニングをしなくなる
前腕・握力が鍛えられない
パワーグリップを使ってトレーニングすると、前腕の筋肉がほとんど使われなくなるため、前腕や握力が鍛えられません。
たとえば、パワーグリップなしのデッドリフトやチンニングは、まず握力で耐えたうえで背筋を鍛えるなるため、自然と前腕・握力が鍛えられます。
しかし、常にパワーグリップを使って背中トレーニングをしていると、前腕が全く使われなくなり成長が停滞します。
その分、前腕のトレーニングボリュームを増やすせば良いだけですが、時間効率という点では少しロスかもしれません。
パワーグリップに頼ってしまう
またトレーニンググローブ替わりにも使えるためか、どのトレーニングをする時も、常にパワーグリップをつけっぱなしにする人もいるようです。
ダメとは言えませんが、薄い布を1枚隔てるだけでバーベルやダンベルのコントロールは微妙に変わってきます。握力補助や手のひらの保護が不要だと思えるトレーニングでは、外して行ってみても良いでしょう。
パワーグリップがなければ背中のトレーニングをしなくなる
背中のトレーニングでジムへ行ったのに、パワーグリップを忘れたという理由で背中トレーニングをキャンセルすることになるかもしれません。
パワーグリップに慣れると、握力を気にせず重量とフォームに集中できるため、背中トレーニングには必須のアイテムになってしまいます。
これは私の体験談ですが、パワーグリップを洗って陰干ししてたのを忘れて、そのままジムにイン。パワーグリップがない事に気が付くと、やる気が萎えて、着替えも終えていたのに、そのまま帰ってしまったことがあります。
そもそも、忘れ物しなければ良いだけです!
初心者のための|パワーグリップの正しい付け方・使い方
大抵のパワーグリップには説明書は付属していません。
メーカー側も「使い方ぐらい判るでしょ?」という感じのストロングスタイルです。
そのため、買ったは良いけどイマイチ使い方が判らず、半年ほど自己流で使って恥ずかしい思いをする人もいます。
私の事です…
私のようにパワーグリップで恥ずかしい思いをしないため、正しい装着法・効果の高い使い方を解説します。
手首を傷めない・パワーグリップの正しい付け方
まずは、パワーグリップの左右を確認します。装着したさい、ベロが深くえぐれている部分が親指側です。
親指側がえぐれているのは、バーを握るさい、親指の動きを阻害しないためです。
製品によっては右・左の表記があります。
ベルトを巻き付ける位置は、手首の骨より指一本分上です。手首の出っ張った骨の上を通り覆い隠すように巻くと、ベルトの縁が手のひらの広がりはじめる根本辺りにきます。
この位置に巻けば、ウェイトの重りでパワーグリップが上にズレなくなり、かなり手首の痛みも防げます。
パワーグリップの位置がずれると、指の負担が増えるため握力補助の効果が半減していまいます。
パワーグリップ付け方のポイント
パワーグリップの左右を確認する
手首の関節から指1本分上に巻き付ける
パワーグリップのベロを巻き付ける方向の使い分けも重要です。
背中トレーニングはベロを内巻き
背中のトレーニングは、ウェイトを引き付ける動作で握力を消耗してしまうので、手のひらから離れないよう固定できる内巻きが正解です。
内巻きは、手のひらとパワーグリップのベロの間にバーを差し込み、ベロの先端を手のひら側に向けバーに巻き付けます。
指と手首を使い、親指の付け根(母指球)にバーの感触を感じるぐらい、ギュっとベロを締めあげて完成です。
胸トレーニングはベロを外巻き
ベンチプレスやショルダープレスなど、ウェイトをプッシュする種目のときは外巻き推奨です。
パワーグリップのベロを手のひらにそわせ、ベロっと一緒にバーを握りこむだけでOKです。
あまり強く巻きつけると、バーの重心が指側に寄ってしまうこともあり、手首を傷めてしまいます。
プッシュ系種目は、関節の都合上手首を寝かせ、ある程度角度を付けた状態で行います。このとき内巻きをしてしまうと、手首が立つ方向に力が入ってしまうので、力を入れにくくなってしまいます。
また、負担のかかる母指球とバーの接触面積を減らせるため、手のひらの保護にも効果があります。
「パワーグリップはここが大事!」買うさいのポイントを解説
パワーグリップ選びで困っている初心者のため、選ぶさいに大事なポイントをまとめました。
こだわるとキリがないので、私が思う重要ポイントに絞って解説します。
パワーグリップ選びのポイント
素材はラバーがおすすめ
自分の手首のサイズに合わせる
マジックテープが丈夫なタイプ
二股ベルトがフィットしやすい
値段は3000円以下でOK
素材はラバーがおすすめ
最初のパワーグリップは、ベロがラバー素材のタイプをおすすめします。
パワーグリップのベロは、バーの保持力に大きく影響する部位で、使われている素材で使用感が異なります。
代表的な素材を紹介します。
素材 | グリップ | 耐久性 | メンテナンス | 価格 |
ラバー | 強い | 革素材に比べ低い | 比較的簡単 | 比較的安い |
革 | 滑りやすい | 引張に強く長持ち | 水洗いができない | 高い製品が多い |
合成繊維 | 弱い | 革素材に比べ低い | 水で丸洗い可能 | 比較的安い |
革・合成繊維のパワーグリップは素材一長一短ですが、ラバー素材は耐久性以外に弱点がありません。また信頼できるメーカーの製品を選べば、年単位で長持ちします。
扱いやすくて値段も手頃なので、最初はラバー素材から選ぶのがおすすめです。
自分の手首のサイズに合わせる
次に重要なポイントは、自分の手首に合うサイズです。
各メーカー手首の太さごとに、2~4パターンのサイズ展開をしています。
タイプ | 手首サイズ |
---|---|
S | 16cm以下 |
ML | 16~20cm |
XL | 20~23cm |
※上の表はフィットネスブランドALLOUTのサイズ表ですが、タイプごとの手首サイズはメーカーごとに異なるので、タイプで選ばず手首サイズの数値をチェックしてください。
手首サイズは長過ぎても短くても良くありません。
パワーグリップのサイズが自分の手首より短いと、マジックテープの固定が弱くなり、トレーニング中に外れる可能があります。また、手首のフィット感がなくなりグリップが弱くなるため、長すぎてもダメです。
パワーグリップは手首と一体化してはじめて、その効果を最大限に発揮します。
事前に手首のサイズを測って、ベストなサイズを選んでください。
マジックテープの強度
意外と見落としがちなのが、マジックテープの強度です。
素材やデザインなどに隠れた地味な部位ですが、マジックテープの粘着力・耐久性も、パワーグリップの性能に大きく関わってきます。
ベロ素材が高性能で手首サイズがジャストでも、マジックテープの粘着力が弱いと無意味です。粘着力が弱ければ、ちょっとした負荷でパワーグリップが取れてしまいます。トレーニング中に外れれば、フォームが崩れ、最悪バーを落下させてしまうかもしれません。
また、マジックテープの耐久性が低いと、接着面が荒れて粘着力が落ちてきます。
マジックテープの具体的な強度を公開しているメーカーはないので、なるべく粘着強度や耐久性を強調している製品を選んだ方がベターです。
二股ベルトがフィットしやすい
パワーグリップの使い慣れていないうちは、手首にフィットしやすい二股ベルトタイプをおすすめします。
パワーグリップのベルトには、ストレートタイプと二股タイプがあります。
ストレートタイプは、その形状からベルトをしっかりと締められ、手首を保護する力は強いのですが、正確な位置に巻かないとウェイトの重りでずれてしまいます。
二股タイプは、手のひらの下側の出っ張った骨に沿うように装着するため、手首にフィットしやすくなっています。
装着に不慣れでも、自然と正しい位置に装着できるため、最初は二股ベルトタイプが良いでしょう。
値段は3,000円以下でOK
初心者は、いきなり10,000円もするような高額なパワーグリップを買う必要はありません。1番最初に買うパワーグリップは、3,000円前後のコスパタイプで充分です。
なぜなら、手の大きさや好みで自分に合うパワーグリップのサイズが変わってくるため、高級パワーグリップを買っても自分に合わない可能性があるからです。
たとえば、ベロだけでも、形状・長さ・厚さ・素材に開発メーカーの強いこだわりがあり。似たようなデザインでも細部にはオリジナルティがあふれています。
いくらスペックが高くても、パワーグリップの合う合わないは個人差が大きいです。
5,000円以上のパワーグリップを買うのなら、ある程度使い込んで、「ホールド感が強い」「ベロがもう少し長い」「ベルトは短いタイプ」など、使用時の具体的なイメージができ上ってから買うことをおすすめします。
90日間試用可能なパワーグリップ
VOLIXのパワーグリップは90日間返品可能です。使用済みでも、サイズが合わない・思ったほど効果を感じられないといったユーザー都合でも返品できます。
初心者はこんなトレーニングに使って欲しい
パワーグリップを使うのにおすすめの、背中トレーニングもいくつか紹介します。
チンニング
チンニングは自重系のトレーニングですが、広背筋・上腕二頭筋などに強烈な刺激の入る種目です。パワーグリップなしだと、自分の体重を支える握力が必要な前腕の消耗が激しいトレーニングでもあります。
チンニングのやり方
- 肩幅より広い手幅でバーを握り、脚を後ろで組む
- 顎がバーの高さの位置にまで身体を持ち上げる
- トップポジションで一瞬耐える
- 体重を感じながら、身体をゆっくり降ろす
チンニングのポイント
チンニングを行うさいは、常に胸を張った状態をキープしてください。背中が丸まると、背中の筋肉が使えず腕だけのトレーニングになってしまいます。また、脚を振って反動を使うチーティングを行うと、ほとんと背中に刺激入らなくなりなるので、脚は後ろで組んでおくのをおすすめします。
身体を持ち上げるさいは、腕を曲げるというより、バーに対して胸を押し当てるようなイメージを持つと、自然と背中の筋肉が使われます。手幅は狭いと腕に刺激が入るので、肩幅より拳1個分ぐらい広く取ってください。
ポイント
動作中に背中を丸めない
脚は後ろんで組んでおく
バーに胸を押し当てるイメージ
手幅は肩幅+拳一個分の広さ
シュラッグ
シュラッグは、僧帽筋上部を鍛えられる貴重な種目です。ウェイトの移動距離が少なく、重量を扱える種目なので、パワーグリップでの握力補助は必須です。
シュラッグのやりかた
- 肩幅よりやや広い手幅でバーベルを握る
- 肩をやや斜め後ろに引き挙げる
- トップで首をすくめるようにして一瞬耐える
- 背中に重さを感じながらゆっくり降ろす
シュラッグのポイント
シュラッグのスタートポジションでは、胸を張るのはNGです。やや背中をまるめておくと、僧帽筋を目いっぱい使ってのトレーニングができます。脚の屈伸や上半身を前後に振ると、筋肉を収縮する刺激が薄れるのでおすすめしません。
また、顎を上げて行うとバーベルを引き挙げさい、頸椎に負担がかかります。怪我の原因となるので顎は引いて下さい。
ポイント
背中をやや丸める
脚や上半身で勢いを付けない
怪我予防に顎は引いて行う
デッドリフト
デッドリフトは筋トレBIG3のひとつで、脊柱起立筋を中心に背中全体、下半身も鍛えられる優秀な種目です。特に高重量が扱える種目なので、パワーグリップが1番活躍できます。
デッドリフトのやり方
- 脚を肩幅に開きバーベルの前に立つ
- 腰を落とし両手でバーを握る
- 背中を丸めずに立ち上がる
- トップポジションで一瞬耐える
- 重りに耐えながらバーベルを床に降ろす
デッドリフトのポイント
デッドリフトは腰を反らしたり、丸めない事が大事なので、常にお尻から首まで1直線をイメージしてください。バーを握りに行くさいも、スクワットの要領で腰を落とすと、背中の直線をキープしやすいです。
また、引き上げる時は下っ腹に力を込め腹圧を高めると、腰が曲がりにくくなります。
腰を非常に痛めやす種目なので、できればトレーニングベルトも用意しておくのをおすすめします。
ポイント
お尻から首まで一直線をイメージ
スクワットの動きでバーを握りに行く
下っ腹に力を入れ腹圧を高める
初心者におすすめのパワーグリップ3選
今までのポイント踏まえて、私が厳選した初心者におすすめしたいパワーグリップを3点を紹介します。どれも低価格ながらバランスの獲れた製品です。
製品 | パワーグリップ | パワーグリッププロ | pk650 pro |
メーカー | ALLOUT | VOLIX | king2ring |
価格 | Amazon 2,980円 | Amazon 2,980円 | Amazon 2,980円 |
ALLOUT パワーグリップ
Amazonのベストセラー
ALLOUTは株式会社トリプルエスのフィットネスブランド、パワーグリップはAmazonで評価の高いベストセラーで、価格・性能のバランスが優れています。
人間工学に基づいた設計や、ホールド感を高めるノンスリップラーなど使いやすさとスペックが高いレベルまとまっており、Youtubeでも頻繁に紹介されている優秀なトレーニングギアです。
ただし、ユーザーが多いためジムでデザイン被りしてしまうのが、欠点かもしれません。
VOLIX パワーグリッププロ
90日間返品可能
VOLIXは代表の大藤翔平さんがフィジーク選手としての経験を活かした、実践的なトレーニングギアを扱っています。まだ若いフィットネスブランドですが、低価格ながら上級者にも使える性能です。
VOLIXのパワーグリッププロは、ベロ部分の引張強度が756kgの超耐久。また、ノンスリップラバーと幅広のベロでグリップも強いため、握力に自信のないトレーニング初心者も安心して使用できます。
そして、なんといっても90日間の返品保証です。製品不良以外にも、「サイズが合わない」「思ったほどの性能ではない」など、使用済みのユーザー都合による返品も受け付けて貰えます。
3ヶ月間ほぼリスクなしで試せるため特におすすめです。
king2ring pk650 pro
手の大きさに合わせられる
king2ringはパキスタンに本社のある、トレーニングギア専門のフィットネスブランドです。パワーグリップ以外にも、リストラップやトレーニングベルトなどを幅広く扱っています。
ppk650proは、ベロ部分には滑りにくいワイヤーラバーを採用しているため、グリップ力が各段に向上しています。
また、サイズ展開はS・M・Lとありますが、ベロのサイズも1cm単位で差を付けられているため、手首だけでなく手のひらの大きさにもサイズを合わせられます。
パワーグリップQ&A
初心者がパワーグリップを付けていてたら恥ずかしくないですか?
パワーグリップは、トレーニングの段階に関わらず使えるサポートアイテムなので、初心者が使っても恥ずかしい物ではありません。
フィットネス自体が一般に馴染みが薄いため、玄人向けに感じてしまいますが、水泳ならゴーグル、野球ならグローブのポジションとでも思ってください。
無くてもスポーツ自体ははじめられますが、すぐ必要になるポジションのアイテムです。
パワーグリップは値段の高い方が良い?
3,000円で買えるパワーグリップより、10,000円以上する高級パワーグリップの方が良い商品かもしれませんが、必ずしもパワーグリップとしての性能が優れている訳ではありません。
値段の違いは製品のスペックというより、使われている素材やブランド価値にあります。基本的に天然素材を使用しているパワーグリップは高額です。革製は耐久性があり高級感もありますが、水に弱い・メンテナンスが面倒・滑りやすいなどで、ラバー製と比べどちらが優れているというわけでもありません。
また、VERASGLIPとGOLD'SGYMのパワーグリップのように製造元が同じなのに、性能はほぼ変わらず販売元が異なるだけで値段が違うケースもあります。
パワーグリップはベンチプレスにも使える?
ベンチプレスと相性が良いトレーニングギアはリストラップですが、パワーグリップもベンチプレスに使うことができます。
ベロ部分でバーを巻き込んで握るため、親指を使わないサムレスグリップでのベンチプレスが安全です。サムレスにすると前腕から無駄な力が抜け、大胸筋・三角筋に負荷を乗せやすくなります。また、滑り止めや手のひらを保護するグローブの役割も果たせます。
パワーグリップのベルトは短いため、リストラップほど手首の固定効果はありませんが、ベンチプレスのへのアプローチを変えたりグローブの代用として活用可能です。
女性向けのパワーグリップはないの?
パワーグリップは男女共用ですが、手の小さな方・手首の細い方には女性用サイズや、女性専用タイプもあります。
MJ DIVA レオパード柄パワーグリッププロ MJ DIVAは女性メインのフィットネスブランドです。サイズはもちろん、カラーなども女性向けにデザインされています。 | |
ALL OUT パワーグリッププロ ALLOUT定番のパワーグリップで、カラーごとに複数サイズを展開しています。1番小さなSサイズは女性に丁度良い大きさです。 | |
VOLIX パワーグリッププロ VOLIXのレディース専用サイズは手首周りが最小12cm、かなり細い女性でも使えます。カラーはピンクのみですが、耐久性などは男性用とほぼ変わりません。 | |
初心者はいち早くパワーグリップをゲットしてください
以上初心者のためのパワーグリップ入門でした。
選ぶポイントや付け方を長々と解説しましたが、最近のパワーグリップはよっぽど酷いメーカーの製品を選ばなければ、それなりに使える性能のものばかりです。
最初のパワーグリップに悩み過ぎるとと、それだけ背中のトレーニングクオリティを上げるチャンスを失います。
ここで紹介していない、もっと安い粗末なパワーグリップでも構わないので、1日も早くトレーニングに導入してください。
また、ここで紹介したパワーグリップ以外にも検討したい方は、おすすめパワーグリップ21選の記事もどうぞ。