トレーニングギア

ダイソーの100均グローブはトレーニング用に使える?

100均トレーニンググローブダイソーキャッチ

※この記事はプロモーションを含みます。

トレーニンググローブは消耗品ですが、エントリーモデルでも3,000円以上です。節約のため「100均のグローブはどうなの?」と考えている方もいるのではないでしょうか?

そんな方のため、100均グローブのトレーニングでの使用感などをまとめました。100均グローブが使えるのか気になっている方は要チェックです!

トレーニンググローブはトレーニングに集中できる機能が盛り込まれている

引用:amazon.co.jp

普通の手袋は防寒や手指の怪我を防ぐためにあります。

対して、トレーニンググローブを着ける理由はトレーニングに集中するためです。

トレーニング、特にダンベルやバーベルを使うフリーウエイトトレーニングは、手のひらに大きな負担がかかります。

グリップ部のローレット(滑り止め加工)で手の皮が削れたり、ウエイトの重みで手の皮が引っ張られ角質化したりでボロボロになってしまいます。また、手には多くの神経が集中しており感覚が鋭敏です。直接バーを握ると痛みを感じる場合もあります。

トレーニンググローブは手のひらを保護し怪我や痛みを抑え、トレーニング効果を高める機能が詰め込まれています。

  • バーのホールド力を高める滑り止め
  • 器具の重量を分散させるパッド
  • 手指を動かしやすいデザイン・形状
  • 汗で不快にならない通気性
  • 手首を固定するリストラップパーツ

【体験】ダイソーの100均グローブ3点をトレーニング用として使ってみた

「なら、トレーニング用のグローブじゃなきゃトレーニングには使えないの?」と思う方もいるかもしれませんが、

キンタ

100均で買える普通のグローブもトレーニングに使えるんです。

専用にデザインされたトレーニンググローブほどではありませんが、手のひらの保護・滑り止めなどの役割は果たせてしまいます。

今回は、ダイソーの100円グローブ3点をトレーニング用として試してみました。その使い心地やトレーニンググローブとしての適性を紹介します。

ダイソー・発泡ゴム背抜き手袋

おすすめ

手の保護★★☆☆☆2.5
グリップ★★★★★5.0
フィット感★★★★☆4.5
使いやすさ★★★★☆4.0
素材手首部:ポリエステル100%、本体:ポリエステル 100%、すべり止め:天然ゴム

発泡ゴム背抜き手袋は、細かいDIY作業などにも使える軽作業用のグローブ。手袋本体の生地は、縦・横に伸縮する薄手の素材です。

手にフィットするので、物に触れる感触が手指にしっかりと伝わってきます。

指を曲げて握りしめた際も、生地が突っ張らず手指の動きがかなり自由です。

手のひら側のすべり止めは、天然ゴム製で手のひら側全面を覆っています。

表面に細かな凹凸がバーとの接触点を増やしてくれるので、ホールドはかなり強力です。

トレーニンググローブとしての適正

  • 滑り止めがホールド力を高め握力を強力に補助してくれる
  • チンニング(懸垂)を含めたプル系&ダンベル種目全般に適正がある
  • 生地が薄くクッションがないため、高重量のベンチプレスでの重量分散効果は期待できない
キンタ

意外とデザインも良く、かなりオススメのグローブです。ただし、滑り止めが天然ゴムなので劣化は早いと思います。

ダイソー・すべり止め手袋厚手タイプ

手の保護★★★★☆4.0
グリップ★★☆☆☆2.5
フィット感★☆☆☆☆1.0
使いやすさ★★☆☆☆2.5
素材ポリエステル65%  綿35% 塩化ビニル樹脂25%

すべり止め手袋厚手タイプは、オーソドックスな作業用軍手です。手袋本体の生地は綿とポリエステルの混合素材、横方向にはストレッチがききますが、縦にはあまり伸びない素材です。

厚手の生地なので、しっかりと手のひらを保護でき、クッションもきいています。

反面、生地がごわついているためフィット感がありません。縦方向に伸びないため、指を曲げると突っ張る感じもあります。

また、滑り止めはPVCなので耐久性はありますが、ゴム素材ほどグリップがききません。

トレーニンググローブとしての適正

  • 生地の厚みがクッションとなり、ベンチプレスなどプッシュ系種目向き
  • 生地が厚くグリップが弱いため握力を消耗してしまう
  • チンニング(懸垂)など背中を鍛えるプル系種目には使いにくい
キンタ

2双入りでコスパは抜群なのですが、スペック・デザイン共に微妙。自宅ならギリギリ使えるレベルですね。

ダイソー・スベリ止め手袋(3本指カット)

手の保護★☆☆☆☆1.0
グリップ★☆☆☆☆1.5
フィット感★★★★★4.5
使いやすさ★★☆☆☆2.0
素材本体:ナイロン 滑りどめ:PVC

スベリ止め手袋は、親指・人差し指・中指の先をカットし、指先を自由に使えるデザインの手袋です。縦横に伸縮する薄手の生地なので、肌にピタっとフィットします。

メインで使う指先3本が自由に動かせるので、着けたままスマホ操作も可能です。

しかし、生地が薄すぎて手の保護力は最低レベルです。滑り止めは付いていますが、生地が薄くグリップしてもズレてしまいます。ホールド感は素手と大差ありません

トレーニンググローブとしての適正

  • 多少傷を防げる程度で手のひらの負担軽減効果は期待できない
  • 滑り止めは効果が微小で素手と同レベル
  • トレーニンググローブとしてはほぼ役立たず
キンタ

ないよりはマシ程度、トレーニングには向かない防寒用の手袋でした。

100均グローブのメリット

100均グローブとトレーニング専用にデザインされたグローブを比較して、トレーニングに使う場合のメリットをまとめました。

100円で手に入るからコスパは抜群

トレーニンググローブの相場は、化学繊維製のエントリーグレードでも3,000円はします。耐久性のある革素材の上級者用だと、5,000~10,000円以上。

100均のグローブは耐久性やトレーニング用としての機能ははるかに劣りますが、100円ですぐ入手可能なうえ、へたっても買い替えれば良いだけなので、コストパフォーマンスは抜群です。

100円で試すことができる

トレーニンググローブに数千円は少しためらってしまいますが、100円で試せるならハードルは低いと思います。

「グローブを使うとトレーニング環境がどう変わるのか?」は、言葉でも解説できますが、体験してみないと判らない部分が多いです。100均グローブは手軽な試金石として使えます

100均グローブは意外と優秀

100均グローブは、ものによってかなり優秀です。たとえば、ゴム製の滑り止めが付いた作業用手袋などは、グリップが効いてバーを強力にホールドできるので、デッドリフトやチンニング(懸垂)など背中の種目に使えます。オールマイティなスペックはありませんが、目的・種目を絞ればかなり使えます

100均グローブのデメリット

100均グローブのデメリットにも触れておきましょう。

100均グローブは耐久性が低い

100均グローブは、トレーニンググローブと比べ耐久性がありません。使い捨てとは言いませんが、ハードに使うなら寿命は2~3ヶ月です。割とすぐに破れたり、滑り止めがへたってしまいます。

100均グローブはデザインが格好悪い

トレーニング用グローブは、トレーニーのモチベーションとなるべく、デザイン・カラーにも気を使っています。100均グローブは、あくまで間に合わせの作業・防寒用の手袋です。野暮ったいデザインが多く、自宅での使用はともかくジムで使うのは恥ずかしいかもしれません。

100均グローブはサイズ展開が少ない

トレーニンググローブはジャストサイズが基本で、手に合わないグローブだと性能を十分に発揮できません。そのため、3~5の複数のサイズ展開をしています。対して、100均グローブはせいぜいSサイズかLサイズぐらい、ものによっては1サイズです。サイズの選択肢がせまく、自分の手に合ったグローブを見つけにくいです。

100均グローブは他のギアと併用し難い

100均グローブは作業・防寒用のため手首まで覆っているグローブが多いです。そのため、リストラップなど別のトレーニングギアと併用しにくいです。

100均製のトレーニング専用グローブ(Watts)

100円ではありませんが、100均のWatts(ワッツ)でトレーニング専用のグローブが売られています。

引用:https://watts-online.jp/
価格440円(税込み)
材質クロロプレンゴム ポリエステル
サイズM/L

デザインは一般的なトレーニンググローブと同じ、オープンフィンガータイプなので、指を自由に動かせます。また薄手の生地を使っているため手にしっかりフィット、合成ゴムの滑り止めと相まってグリップも良さそうです。手のひらの負担の大きいスポットには、パッドが入っているためウエイトの衝撃を分散する機能もあります。値段は440円と、そこまで安くはありませんが、直接製品を手に取って確認できるのは大きなポイントです。

Wattsは全国展開していますが、ダイソー・キャンドゥ・セリアと比べると規模は小さめ。近所に店舗のないエリアもあると思いますが、見かけたらこのグローブはゲットしてみたいですね。

キンタ

Wattsの製品はオンラインでも購入できますが、送料に700円かかるので割高になってしまいます。

ホームセンター・ワークマンのグローブは使えるのか?

100均のグローブが使えるなら、ホームセンターなどで買えるグローブはどうなの?と思いますよね。

こちらも、実際にトレーニングに使ってみました。

ホームセンターの大手DCMと、作業用製品の専門店ワークマンで購入したグローブの使用感も紹介しますね。

DCM/西川 IQグローブ

参考価格298円(税込)
手の保護★★☆☆☆2.5
グリップ★★★☆☆3.0
フィット感★★☆☆☆2.0
使いやすさ★★☆☆☆2.5
素材手袋本体:ナイロン100%スベリ止め部分:塩化ビニル樹脂(可塑剤)

自宅用に1年ほど使用した川西工業製の作業用軍手です。

価格は300円ほど、もともとは防寒用に購入したのですが、手のひらの滑り止めの面積が大きいため、トレーニング用に使ってみました。グリップはそれなりですが、あまり伸縮性がなくフィット感が弱めです。

指先の穴、手首のゴムの伸び、毛玉など、ボロボロですが、まだ使えるレベルなので耐久性は悪くありません。

キンタ

トレーニングへ用としての適正は、DAISOの発泡ゴム背抜き手袋の方が上です。

ワークマン/コンプレッションファイバー ニトリルゴム ベルト付き手袋

参考価格499円(税込)※2024年9月時点
手の保護★★★☆☆3.0
グリップ★★★★★5.0
フィット感★★★★☆4.0
使いやすさ★★★★☆4.0
素材ナイロン・ポリエステル・ポリウレタン・ポリエステル・NBR(ニトリルゴム)・合成皮革
価格
材質
サイズM/L/LL

ワークマンのグローブは、近場で買えるグローブとしては断トツの使いやすさです。背抜きなので通気性も問題ありません。

手のひら全体をカバーする滑り止めは、トレーニング専用グローブと遜色ないぐらいガッチリとバーをグリップ。

伸縮性が高く、手首部分はマジックテープのベルトで止められるためしっかりとフィットします。

キンタ

デザインも悪くないので、ダンベルトレーニングだけならワークマン製で良いかもしれません。

ワークマングローブをトレーニングに使ったレビューの詳細は、こちらの記事をどうぞ。

まとめ:100均グローブはトレーニング用として充分使える

100均のグローブは、トレーニング用としては意外と優秀です。耐久性・高重量への適正など、フィットネス専用のグローブには劣りますが、ホームジム用としてなら問題ないと思います。

キンタ

ただし、デザインは作業・防寒用の手袋です。ジムで使うのならAmazon・楽天でトレーニング用を購入した方が良いでしょう。

こちらの記事に、トレーニンググローブのおすすめメーカーをまとめたので参考にどうぞ。

  • この記事を書いた人

キンタ

元転勤族のサラリーマン。しょっちゅう部屋がかわるので、その度に新しくホームジムを構築し、スポーツクラブも10店舗以上渡り歩く。現在は今までの経験を元に、自慢のマイトレーニングルームからフィットネス情報を発信。モットーは「健康的にデカク!」

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