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こんにちは!キンタです。今回はVOLIX・レバーアクションベルトをレビューしていきます。
トレーニングギアの中でも、ひたすら存在感があるパワーリフティングベルト。ジムに備品として置いてある普通のトレーニングベルトとは、一線を画す強力なトレーニングギアです。
しかし、かなりいい値段がするため、実際に装着してトレーニングする機会がなく、気になっている方も多いと思います。
今回は、トレーニングギアを専門に扱うフィットネスブランドVOLIX製の、格安パワーリフティングベルトを入手できたので。使い心地・デザインをレビューします。
VOLIX製に関わらずパワーリフティングベルトを買うかどうかで悩んでいる方は、是非参考にしてください。
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目次
トレーニングギア専門のフィットネスブランド【VOLIX】とは?
VOLIXは、大藤貿易が運営する日本のフィットネスブランドで、コスパに優れたトレーニングギアを扱っています。
代表の大藤翔平さんは、ベストボディジャパン函館大会で優勝経験のある現役フィジーカーのため、VOLIXの製品はトレーニー目線で開発された使い勝手の良いアイテムばかりです。
特に、VOLIXのリストラップは着け心地と性能を両立させた逸品なので、入荷するたびに即完売するほど人気があります。
VOLIXレバーアクションベルトを徹底レビュー
※上の画像はクリックで拡大できます。
結論から言うと、パワーリフティングベルトとしての品質・性能・デザインの格好良さが値段以上、コスパ抜群のトレーニングギアでした。
本来パワーリフティングベルトの価格は2~5万円、格安といわれるものでも15,000円を切ることがないトレーニング器具です。また、安い製品だとフェイクレザーが使われていたりで、品質に不安が残る製品ばかりです。
その点、VOLIXのレバーアクションベルトは、表面から芯材まで革が使われています。長期の使用にも耐えられる頑強な造りをしているため、品質には問題がなく、性能も高額なパワーリフティングベルトと比べ、目立って劣る部分はありません。
デザインも洗練され、こだわりの感じ取れる意匠で、価格は12,000円以下(2024年3月時点)。
価格に対しての魅力・価値は抜群の製品だと言えますね。
製品 | VOLIXレバーアクションベルト |
素材 | スエード・本革・再生皮革 |
厚さ | 10mm |
対応 サイズ | S:65-88cm M:69-96cm L:79-106cm XL:89-116cm |
価格 | 11,980円(税込み) |
項目を分けてもう少し、詳しく解説していきます。
VOLIXレバーアクションベルトのデザイン
まずは、デザインから見ていきましょう。
ベルト本体はしっとりとしたブラック。肌触りが柔らかくなめらかなスエードが表面素材として使われてるため、高級感があります。スエードは革の裏面を毛羽立て加工したもので、高い耐久性が特徴です。
また、白い2段の縫い目ラインが、ブラックに良く映えます。
そして、VOLIX製トレーニングギア共通デザインの鮮烈な赤のロゴマークが、ブラックのスエードと対比して目に飛び込んできます。黒地に赤文字は危険や警告的な意味合いを持ちますが、トレーニングギアのデザインで使うと、血が湧きたつような力強い印象に変わりますね。
また、ロゴマークは刺繍で表現されており、刺繍糸自体が滑らかなため、光が反射してツヤ感があります。プリント系のロゴと違い、かすれたり剥がれたりの劣化がなく、長期の使用でデザインが崩れないのもポイントです。
コスパを優先するならプリントロゴでも充分なはずですが、ここはコストが度外視されています。
Xで大谷代表からコメントを頂きました。実際、ロゴマークはかなりこだわりを持ってデザインされているそうです。
VOLIXロゴは最初のパワーグリップを開発した時に作ったロゴで、背景黒に映えるように文字の太さなど作られてるので、黒い物にはカッコよくロゴがうつると思います!
引用:大藤翔平/VOLIX代表@volixofujishohe
レバーアクションギミックのあるバックルはスチール製。ツヤ感のあるベルトとは逆に、反射をおさえた表面処理。チープなクローム加工にありがちな下品な鏡面使用ではないため、ベルトの高級感のあるブラックと違和感なく馴染んでいます。
また、エッジ部分が丁寧に面取りされパーツにも一切バリがないため、ドアのぶのようになめらかな触り心地です。動作もスムーズで、ひっかかりがないため、セット後で頭に酸素が回っていない状態でも、スムーズにバックルを操作できます。
ただし、金属同士が触れる部分は、表面加工が僅かに削れています。バーベルなど硬い物をぶつけると傷になるので、雑過ぎる扱いには要注意です。
VOLIXレバーアクションベルトの使用感
次は実際に使ってみた、使用感もレビューしていきます。
レバーアクション式なので脱着しやすい
まずは、レバーアクションベルトの1番の特徴でもあるベルトの脱着ですが、控えめに行って最高でした。脱着操作が片手で、しかもそこまで力を入れずに行えます。慣れれば、レバーは指一本でも操作できるぐらい、とにかく脱着が楽です。
装着時は、1.ベルトを腰回りに巻く、2.バックルのツメをベルトの穴に通す、3.レバーを倒す、の3アクション。ゆっくりやっても10秒、なれれば5秒で装着が完了します。
外す時はレバーを起こすだけの1アクションなので、セット後に身体がへばっていてもストレスフリーで外せます。
腹圧を強力にサポート
肝心のトレーニングでは、腹圧が強力にサポートされているのを感じました。
10mm厚・10cm幅の硬質なベルトが、ガチガチに腹腔を固めているため、どれだけ下っ腹に力を込めてもベルトの壁がしっかりと受け止めてくれます。腹圧で外に広がる力を、分厚く広いベルトの壁が内側へと閉じ込めるため、圧力が分散しません。
普通のトレーニングベルトでは体験できないレベルで体幹が安定し、腰から背中へかけて背骨が極太の鉄柱に置き代わったようなイメージが湧きました。
実際にスクワットをしてみると、腰を落としたさい、ボトムポジションでの安定感が素晴らしいです。意識して下っ腹に力をこめずとも、勝手に腹圧が高まり、腰への負担を感じません。また、体幹が安定した分、股関節がスムーズに動きしゃがむ角度も深くなりました。
マックス重量の更新には使用していませんが、装着するだけで1セットのレップ数が2~3回は増えています。
ベルトの圧迫による痛み
パワーリフティングベルト全般に言えることですが、ベルト生地が分厚く硬いため、ベルトの角が肋骨に食い込んだりして痛みを感じることがあります。VOLIXのレバーアクションベルトも、巻く位置によっては痛みを感じるはずですが…
私はほとんど痛みを感じません。動作も制限されず快適でした。
これは恐らく胴体の長さに関係します。私はかなりの胴長短足のため、肋骨から骨盤までの距離が人より長めです。そのため、ベルトを巻き付けるスペースに余裕があり痛みを感じなかったのだとと思われます。
逆に、足が長いモデル体型の方ほど、痛みを感じて巻き付けるのがシンドイかもしれません。
VOLIXレバーアクションベルトの素材
VOLIXレバーアクションベルトの、ベルト部分は天然素材の皮革です。
正確に表現すると、表面がスエード生地、内部に本革、奥部は再生皮革を使っています。
スエードは、革の裏面をバフ研磨で毛羽立て加工をし、やわらかな風合いを出した生地です。普通の革の生地違い、乾燥によるひび割れが起こり難いため、細かいメンテナンスが必要なく耐久性が高いと言われています。ホコリが付きやすいという弱点はありますが、ソフトで豪華な感触があるため、表面素材として優秀です。
スエードの下には本革。本革は丈夫で柔軟性があるため大事に使えば長期間使える素材です。
再生皮革は、革製品の切れ端などを集めて、樹脂やゴムなどと一緒に固めてシート状にした素材です。本革のように使い込むほど風合いの出る性質はありませんが軽くて丈夫です。ベルト全体の重量を使いやすいベストな重量に調節しています。
ベルトサイズの選び方
気になっている方も多いと思うので、ベルトサイズの選び方に関しても触れておきます。
ベルトサイズを決める時は、ウエストをへこませ、へその位置での計測です。トレーニングベルトは腹圧をかけるため、1度お腹をへこませてから装着します。そのため、お腹を極力へこませた状態で測ってください。
対応サイズは以下の通りです。
サイズ | へそまわりのサイズ |
S | 65cm~88cm |
M | 69cm~96cm |
L | 79cm~106cm |
XL | 89cm~116cm |
参考までに、私は182cm・85kgでLサイズを選びました。まだ20cmほど余裕があるのでMサイズでもいけそうです。ベルト自体に20cm以上の調整幅があるため、普通の体型ならM・少し大きめならLがおすすめ。XLは最低100kg以上で、かなり体格の大きい方向けだと思います。
万が一サイズが合わなかった場合も、30日間の返品・交換保証があります。サイズ変更はもちろん、デザインや性能が気に入らないといった自己都合でも返品できるため、気軽に試すことができます。
VOLIX・SBDパワーリフティングベルト比較
レバーアクションのパワーリフティングベルトといえばSBDの製品が有名ですが、価格はVOLIXの3倍以上。どこが違うのか比較してみました。
ベルト調節の自由度
VOLIXとSBDの大きな違いは、ベルトの締め具合の調節の自由度です。
VOLIXのバックルはツメを引っかける場所が固定されています。締め付け具合を調節するには、ドライバーでネジを緩めバックルの位置を変える必要があります。
一方SBDは、バックルの位置が固定されており、ツメをひっかける位置で締め付け具合を調節可能です。トレーニングの負荷・種目や、その人の体調に応じて締め付けを微調整できる自由度があります。
便利さの面ではSBDの方が優れていますが、VOLIXも4本あるバックルのツメの先っぽ2本だけを引っかければ、3cmほど緩く締めることは可能です。
表面素材の違い
VOLIXは表裏共にスエード貼りですが、SBDは表面を光沢のあるオイルレザー、裏面を赤のスエードにしています。これは好みの分かれるデザインなので、どちらが良いとは言えません。光沢のあるレザーが好きな方はSBD、スエードの柔らかい質感が好きな方はVOLIXでしょうか。
ただしコバ(革の裁断面)の処理は、SBDの方が高級感があるように感じました。
SBDは、革の裁断面を活かすデザインでコバ塗りがされています。一方、VOLIXのコバは光沢の強い樹脂でコーティングされています。それほど気になるポイントではありませんが、スエード生地の落ち着いた質感との対比もあり、少しチープな印象があります。
ただ、コバ部分は革の表面と比べ強度が低い箇所なので、そこから劣化がはじまります。デザイン的にはSBDの方が高級感がありますが、将来的な耐久性はVOLIXの方が上かもしれません。
ベルトの厚さ
VOLIXの厚さ10mmに対し、SBDは13mmなので腰の保護力はSBDの方がありますが…
SBDのベルトは柔軟性に難があり、生地の厚みでベルトのしなりが制限されているため、腰へのフィットさせて巻くのが難しいです。硬すぎるので、使い込んで癖を付けないと使いにくいと思います。もしくは、使用前に自力で曲げ癖をつけるなどひと手間必要です。
VOLIXの10mmは、硬いといってもSBDよりは柔軟性があるため、スムーズに巻くことができます。また、厚みで動きが制限されにくいので対応できるトレーニングの幅が広く応用性があります。
200kg・300kgと超高重量のデッドリフト・スクワットを目指すならSBDで、応用が効き使いやすさならVOLIXです。
コスパはVOLIXの圧勝
スペック的にはSBDの方が優れていますが、そこまで大きな差ではありません。しかし、価格で比べるとVOLIXのベルトは11,980円・SBDは42,800円、価格差は約3.6倍にもなります。
メーカー | VOLIX | SBD |
調節 | 固定 | 微調節可能 |
素材 | 両面:スエード コバ:樹脂コーティング | 表面:オイルレザー 裏面:スエード コバ:コバ塗り |
厚さ | 10mm 柔軟性があり応用が効く | 13mm 硬くて馴染むのに時間がかかる |
価格 | 11,980円 | 42,800円 |
コスパはVOLIXの圧勝ですが、性能はわずかにSBD。しかし、このレベルのトレーニングギアの性能差はトレーニーの好みで別れる部分です。最終的には好みで決めても良いでしょう。
VOLIXレバーアクションベルトの組み立て
最後に組立に関しても簡単に紹介します。ちなみに、VOLIXレバーアクションベルトは、大きく厚手の紙製の外装で届き、ベルト本体はビニールで梱包されていました。
届いたもの一覧
- ベルト本体
- 金属製のバックル
- ドライバー
- 説明書
※上の画像はクリックで拡大できます。
付属物として、ドライバーと簡単な説明書がありました。ドライバーが付いてくるのはありがたいですが、説明書は…なくても困りません。
組立は一瞬だがネジを通す穴がタイト
ベルトの組み立ては、ベルトの裏側から留め具をあて、ネジ2本でとめるだけ。説明する必要がないぐらい一瞬で終わります。
細かい注意点として、ネジを通すベルト穴はバックルのぐらつきを抑えるため、かなりタイトに作られています。そのため、ネジを1本だけギッチリ留めてしまうと、2本目のネジが入りにくくなります。強引にネジ留めしてネジ頭を潰してしまうと面倒です。ネジに無理な負担がかからないように、交互に少しづつ回して留めるのをおすすめします。
組立は簡単ですが、バックルの位置決め関しては目安がないため、少し時間がかりました。一発でベストな位置を探るのは難しいので、最初は適当な位置にネジ留めして、2~3回調節をかけてみてください。
まとめ
VOLIXのレバーアクションベルトは、トレーニーの心をくすぐるハードなデザインと、ガッチリ腰を保護する機能性、そして何より高いコスパが魅力のトレーニングギアです。
ナイロン製ベルトや普通の革ベルトと比べると価格は少し高いかもしれませんが、デッドリフト・スクワット時の安定感は抜群です。30日間は自己都合で返品可能なので、高重量のウェイトトレーニングに挑戦したい方は、1度試してみるのをおすすめします。
他にも、トレーニング用のベルトを検討したい方は、おすすめトレーニングベルトの記事も参考にしてください。