ピットソールは、150万足以上売れている人気のインソールです。特許技術を使った足裏のアーチサポートで、姿勢や歩き方の改善、さらにはダイエット効果も期待されています。
でも「ピットソールを使うと腰が痛くなる」という話を聞いたことはありませんか? 姿勢が良くなるはずなのに、どうして腰痛が起こるのでしょうか?
実は、ピットソールが体に合わなかったり使い方次第では、「運動連鎖の不整合」により腰痛を引き起こしてしまう可能性があるんです。
この記事では、「ピットソールと腰痛の関係」についてまとめました。ピットソールで腰痛になってしまう原因や、その避け方を分かりやすく解説しますので、ピットソールに興味がある方はぜひ読んでみてください!
ピットソールの腰痛に関する口コミ
ピットソールで本当に腰痛になるのか?

私自身がピットソールを試したところ、使い始めはふくらはぎの筋肉痛がありましたが、腰の痛みや違和感はなく、むしろ背筋が伸びてす~っとするような感覚でした。
しかし調べてみると、以下のような「ピットソールの使用で腰痛になった」という口コミが見つかります。
使い初めてから腰が痛くなり、お尻から足にかけて痛みが出て歩けないと言われました…
楽天みんなのレビュー
引用元:楽天みんなのレビュー4日目に謎の腰痛が出現。ちょうど花粉の時期でクシャミをすると崩れ落ちそうな痛みでクシャミをするのが怖くなるくらいでした。元々腰痛持ちとかではありません。2日ほどで腰痛緩和。
引用元:楽天みんなのレビュー4日目に謎の腰痛が出現。ちょうど花粉の時期でクシャミをすると崩れ落ちそうな痛みでクシャミをするのが怖くなるくらいでした。元々腰痛持ちとかではありません。2日ほどで腰痛緩和。
引用元:楽天みんなのレビュー
ちなみに「ピットソールで腰痛になった」という口コミは全体の0.2%程度です。
「ピットソールがなぜ腰痛を引き起こすのか?」次は、その理由を探っていきましょう。
ピットソールで腰痛になる原因は「運動連鎖」の不整合
ピットソールが腰の痛みに繋がる原因として考えられるのは、「運動連鎖の不整合」です。
私たちの体は、足元から頭までが連動して動く「運動連鎖(キネティックチェーン)」という仕組みを持っています。

ピットソールはこの運動連鎖の出発点である足裏に直接働きかけるため、その影響は全身に及びます。この運動連鎖がスムーズに機能しない場合、その影響は当然腰にまで及び、痛みとして現れる可能性があるのです。
「運動連鎖の不整合」には、以下の理由が考えられます。
- ピットソールの使用に身体が慣れていない
- ピットソールのアーチサポートの矯正が強すぎる
- ピットソールが自分の足トラブルに合わない
- ピットソールのと靴との相性が悪い
ひとつずつ見ていきましょう。
ピットソールの使用に身体が慣れていない
第一に考えられるのは、ピットソールの使用に身体が慣れていないことによる「運動連鎖の不整合」です。
人間の身体は、永年の習慣で身に着いた姿勢や歩き方を「普通」として認識し、それに応じた筋肉の使い方をしています。
これに対し、ピットソールによって足裏からの感覚情報が変わると、脳は体のバランスを取り直そうとしますが、この再調整のプロセスにおいては、普段と違う身体の使い方をするはずです。
あまり使われていなかった筋肉が急に使われたり、逆にいつも使っていた筋肉が使われなくなったりします。このアンバランスな状態が、筋肉の過緊張や疲労、関節へのストレスとなり、腰痛を含む体の不調を引き起こす可能性があります。

ピットソールに限らず、他のインソールや靴に慣れるまでの期間に起こりやすい現象です。
ピットソールのアーチサポートの矯正が強すぎる
また、ピットソールの「アーチサポート」が強力過ぎて運動連鎖の不整合を引き起こしている可能性も考えられます。
ピットソールは、以下の特許理論・技術を基にデザインされています。
キュボイドバランス理論
土踏まずを支えずに「立方骨」を支える事でアーチバランスを整え、足の動きを制限することなく「安定性・運動性」を両立させる
CLLP理論
キュボイドバランス理論の発展で、立方骨に加え「踵骨」も支えることで、より強いスポーティーな衝撃にも対応し、継続的に運動ポジションを維持する
アシトレ理論
キュボイドバランス・CLLP理論に、足の指の付け根を支えるフォースパッドを追加することにより、足の指本来の動きをサポート
これらの技術により、足裏のアーチを立体的に支え、「姿勢や歩き方」の改善が期待できる一方で、このサポートが一部の方には強すぎる場合があります。

その結果、足裏本来の自然な動きが妨げられ、歩行時の衝撃が直接腰に伝わってしまうのです。

また、足裏のアーチを無理に「理想的な形」に近づけようとすることで、足だけでなく、長年かけてその人の体でバランスを取ってきた膝、股関節、骨盤の関係まで急激に変化させます。急な変化に筋肉や関節が対応できず、特に体の中心に近い腰部に無理なストレスがかかることも原因のひとつです。
ピットソールの効果に関して詳しくは、こちらの記事も参考にして下さい。
ピットソールが自分の足に合わない
また、ピットソールの形状が「自分の足に合わない」可能性も考えられます。
ピットソールのアーチサポートは、足裏の各種トラブルに総合的に対応可能なものですが、足裏の形状やトラブルは千差万別。足に合わないピットソールの無理な使用は、足をかばうため、運動連鎖が崩れるような歩き方になってしまいます。
たとえば、足底筋膜炎は足裏の筋膜が傷つき炎症している状態です。安静にすることが大事なので、なるべく足裏に衝撃がいかないようにする必要があります。足底筋膜炎の症状が軽いうちならピットソールで対応できても、痛みが酷い場合は厚手のジェルクッションタイプのインソールの方が良いでしょう。

他にも、ハイアーチは土踏まずのアーチが高くなり過ぎている状態で、足を地面に着ける際の衝撃を上手く吸収できません。アーチ位置が高すぎる場合は、アーチとの隙間を埋められるよう、土踏まずのパッドが高いインソールが合っています。

これら、ピットソールに合わない足で使用を続けると、それを補うため、膝、股関節、腰の筋肉が過剰に働き、疲労や痛みにつながってしまいます。

痛みを感じたら無理をせず、他のインソールに変えて下さい。
ピットソールと靴の相性が悪い
これは、インソール全般に言えることですが「使用する靴との相性が悪い」という可能性も考えられます。
ピットソールは普段使いの靴に挿入して使う日用品のためか、全体的に薄い造りです。アーチをサポートするパッド部分は7mm程度の厚みがありますが、パッドのない先端部分の厚さは2mm以下。ホームセンターで見かける厚手のインソールと比べ明らかに薄いです。

恐らくスニーカーなど日常的に使用する靴に挿入するため、足の負担を減らせるよう、軽くて薄い造りにしているのだと思われます。
しかし、ピットソールはこの薄さのため、「底が硬い靴・底が薄い靴」との相性が良くありません。
たとえば元々靴底の薄い靴から中敷きをピットソールに変えると、中敷きでカバーしていたクッションが失われてしまいます。この状態で硬いアスファルトの上などを長時間歩くと、靴底で殺し切れない衝撃が足裏にダイレクトに伝わってしまうのです。


ピットソールは、ある程度靴底のしっかりした靴に挿れて使った方が良いでしょう。
また、他にも「大き過ぎ」「短くカットし過ぎ」などサイズが合わないのも問題です。靴に対しサイズがフィットしないと、中でピットソールが動いてしまいます。アーチサポート効果のあるパッド位置がズレてしまうため、かえって足に負担がかかります。
ピットソールで腰痛を避けるには「慣らしの期間&サイズ」が重要
では、ピットソールでの腰痛を避けるためにはどうすれば良いのか?
答えは「慣らし期間を取ること」と「サイズ調節」です。
ピットソールは「下ろしたての靴」と同じように慣らし期間を設ける
たとえば、新品の靴を履くときを思い浮かべてください。
下ろしたての靴は足に馴染んでいないので、歩きにくさを感じることでしょう。その状態で、いきなりスポーツの試合に使ったり、長期の旅行・出張には使用しませんよね?数日~1週間程度は慣らしの期間を設けるはずです。
ピットソールも同じように、足が慣れるまでに少し時間がかかります。身体が「ピットソールで歩くことが普通」と認識するまでは、少しづつ使用時間を伸ばす慣らし期間を設けて下さい。

はじめてのピットソールは下ろしたての靴と一緒ですよ!
ピットソールでの腰痛を避けるには「サイズ調整」が重要
また、腰への負担を避けるためには、自分の靴にしっかり合うサイズを選ぶのが大事です。サイスが合わないと、靴の中でピットソールが動いてしまい返って足に負担がかかります。
ピットソールのサイズは以下の通り5種類あり、この中から自分の靴に合うサイズを選んでください。
サイズ | min | MAX |
XS | 21cm | 22.5cm |
S | 23cm | 24.5cm |
M | 25cm | 26cm |
L | 26.5cm | 27.5cm |
XL | 28cm | 29cm |
また、ピットソールはそのまま使わず、靴に元々入っていた中敷きに合わせてカットします。カット時は切り過ぎに注意です。サイズを詰めるために、パッド部分まで切らないようにしましょう。


もしカットするラインに悩んだら以下のように、中敷きに長さを合わせザックリ切る感じでもOKですよ。

ピットソールで腰痛が改善されるケースも多数報告されている
ピッドソールでの「運動連鎖の不整合」による腰痛が起こるなら、逆に「運動連鎖の整合」による腰痛の改善も期待できます。実際、「腰を痛めた」という報告より、以下のように「腰痛が改善した」という報告の方が多いぐらいです。
ダイエットより姿勢が良くなり、腰に負担がかからなくて良かったです♪
引用元:楽天みんなのレビュー凄く身体が変わったとかないんですが確実に腰痛がなくなってます。
引用元:楽天みんなのレビュー腰痛に悩まされていましたがそれは軽減されたように思います。
引用元:Amazonレビュー反り腰によるSearch term:腰痛持ちですが、この中敷入れてから痛みが軽減してます。
引用元:Amazonレビュー
ピットソールその他の口コミに興味のある方は、ピットソールユーザーのリアルな声の記事もどうぞ。
では「なぜピットソールで腰痛が改善されるのか?」その理由も簡単に解説しますね。
ピットソールで足裏アーチの機能を回復させる
足裏のアーチは、体のバランスを取ったり、衝撃を吸収したり、スムーズに前に進むためのバネの役割をしています。偏平足・浮指などで、これらのアーチが歪むと、足本来の機能がうまく働かず、代わりにひざや腰などに負担がかかってしまいます。
ピットソールメインの効果は、歪んだ足裏のアーチサポートです。歪んだアーチを適切に支えることで、足は本来の機能を取り戻すことができます。足裏で衝撃を吸収できるようになるため、腰への負担が減り、腰痛が緩和されるのです。
ピットソールで姿勢が良くなる
足は体の土台です。土台である足元が安定して、ずれがなくなると、その上にある脚、骨盤、背骨も自然と正しい位置に近づきやすくなります。これにより、猫背や反り腰といった悪い姿勢が改善され、腰にかかる負担が少なくなる可能性があります。
ピットソールで関節のねじれを直し骨盤を安定させる
O脚・X脚、足裏の重心が外や内側に偏ることによって起こり、膝や股関節がねじれ歪み、土台となる骨盤にまで影響を及ぼします。ピットソールで足裏のトラブルを解消し重心が正常に戻れば、関節のねじれが解消するので、骨盤が安定し腰への負担を減らすことが可能です。
ピットソールで筋肉のバランスを整えられる
足裏にトラブルがあると、それをカバーしようとして、脚やお尻、腰の筋肉が余計に働いたり、バランスが悪くなったりします。
ピットソールで足元を安定させ、骨盤の位置を正しくすることで、これらの筋肉のアンバランスが改善され、特定の筋肉への負担が減って、腰痛が楽になります。
ピットソールによる腰痛改善は、偏平足やO脚など、足&脚のトラブルに起因するものに効果的です。しかし、原因が椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、内臓疾患など、足元とは直接関係のないところにある場合の腰痛は、ピットソールだけでの改善は難しいかもしれません。

それでも、歩行時の衝撃緩和や姿勢改善により、症状が多少和らぐ可能性はありますよ。
ピットソールを自分に合わせて使う工夫も大事
以上、ピットソールと腰痛の関係性を解説させていだきました。
腰の痛みは、扁平足で歩く時の衝撃が伝わったり、足裏の重心の偏りで関節がねじれたりといった、足のトラブルが原因になっていることが多いです。そのため、ピットソールが体に合わなかったり、使い方を間違えたりすると、腰が痛くなることもあります。
ピットソールで腰痛にならないためには、靴と同じように「慣らし期間を設ける」「サイズを合わせる」など、自分の体とのズレをなくすことが大切です。逆に正しく使えれば、逆に腰痛を緩和することができます。

せっかくなら、ピットソールは腰痛を改善できるように使いましょう!
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