「効果は嘘？」ピットソール9つの疑惑に切り込む

ピットソールの嘘・疑惑のポイント1ピットソールに「直接痩せる効果はない」

ピットソールの嘘・疑惑のポイント2「世界特許」なんてものは存在しない

ピットソールのキャッチコピーで特に目立つのが世界特許、「世界」という修飾が付いた、圧の強いワードです。

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しかし現在「全世界で共通して効力を持つ特許」は存在しません。世界特許は造語なんです。

では、ピットソールの世界特許とはなんなのか？

ピットソールに使われている技術の特許取得状況は以下の通りです。

日本はもちろん、アメリカ・EU諸国・中国でも特許を取得。ロシアを除いた主要国では特許が認められています。全世界に通じる特許ではありませんが、世界の広い範囲で認められた特許技術です。また、これら特許の権利はBMZ社が保有しています。BMZ社はインソールなどの製造販売を行っている全くの別会社です。

ピットソールの案内を見ると「全世界で認められた自社開発のインソール」という雰囲気ですが、実際は「多数の主要国で広く認められた他社の特許技術を、借りて製造したインソール」ということになります。

ピットソールの嘘・疑惑のポイント3「臨床試験」にピットソールは使われていない

また、広告にある以下の「臨床試験」ですが、実はこの試験にピットソールは使われていません。

これは、BMZ社と高崎健康福祉大学が行った「母子内転筋横頭が歩行機能に与える影響とトレーニング効果」の臨床試験の結果の一部を切り取ったもので、この臨床試験で立証された技術を採用したインソールがピットソールなんです。※販売元のバッカス株式会社に確認済み。

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他社の成果なのに「自社で臨床試験しました！」的な広告は、ちょっとずるい気がしますね。

ピットソールの嘘・疑惑のポイント4「無料プレゼント」という表記が誤解を招く

ピットソール公式バッカスオンラインショップでは、複数足のセット購入がお得です。たとえば、4足セットなら1足あたり約4,500円となり、実質3足分の料金で購入できます。

しかし、ピットソール公式オンラインショップでの4足セットの販売タイトルは「3足＋1足無料プレゼント」です。おそらく「3足分の値段で4足買える！」より、「1足無料プレゼント！」の方がお得感が強いためだと思われます。

嘘表記ではありませんが、正確に言うなら「無料プレゼント」ではなく「まとめ買いによる割引」です。

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個人的には「〇足セットで〇〇円割引！」の方が誠実な気がします。

ピットソールをお得な買い方、詳しくは以下の記事を参考にして下さい。

「メルカリはNG?」ピットソール1番安く買うなら公式ショップ ※この記事はプロモーションを含みます。 「Pitsole(ピットソール)はどこが1番安い？」「どこに売っている？」と購入…

ピットソールの嘘・疑惑ポイント５「Amazonでスグ買える」のに常に在庫不足

ピットソールは150万足以上の販売実績がある大人気アイテムのため、公式オンラインショップでは常に在庫が不足しているようです。

ピットソール公式ページでは「予想以上の反響で、完売次第終了となります」と案内しており、公式ページで購入してから家に届くまでは3週間ほどかかりました。

「在庫確保が困難で届くまで時間がかかる」と納得しそうになりますが…

Amazonのバッカスオンラインショップには常に在庫があり、到着まで最短で2日です。在庫たくさんあるのでは？

これはマーケティング手法の一つと考えられます。「完売次第終了」や「在庫残りわずか」という表示は、消費者に「今買わないと手に入らないかもしれない」という心理的な焦りを生み出し、購買意欲を高める効果が期待できます。

しかし、私の知る限り、ピットソールを含めそのような表示のある商品が、実際に売り切れてしまう瞬間を見たことがありません。

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ピットソールユーザーとして製品自体は良いものだと感じていますが、このようなマーケティング手法には疑問を感じます。かえって効果が不確かな商品を販売しているように見えてしまうのは残念です。

ピットソールの嘘・疑惑7「アーチサポート」のインソールなのに製品がペラペラ

ピットソールは足裏のアーチをサポートし、足が本来持つ「衝撃吸収・推進力」などの効果が期待できます。

足裏は多くの骨が複雑にかみ合い、立体的なアーチ構造を形成。アーチ構造の役割は「歩く際の衝撃を足裏で吸収」「反動を推進力に変換」「足指で地面をとらえる」など歩行に重要です。しかし、現代人は靴を履いての生活や運動不足により、アーチ構造が歪み役割が果たせなくなっているケースがあります。

このアーチ構造を、以下の3つの機能が支え足本来の機能を発揮させるのがピットソールです。

この機能紹介を見ると「ピットソールは分厚い造りで足裏をガッチリ支えてくれる」と期待してしまうのですが…

実際のピットソールは、薄手の超軽量のインソールです。

ふくらはぎのパッドが入っている部分の厚みは7mm程ですが、つま先側の先端は2mm以下しかありません。重量に至っては、片側12.5gとシャープペンシル程度の重量です。

指先でつまむとペラペラで頼りない感じがします。

靴に入れてみるとわかりますが、クッション性が低く、足が底つきする感触があります。「こんな頼りないペラペラなインソールで1足数千円なんて嘘でしょ？！」と感じる方が多いことでしょう。私もそうでした。

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しかし、ピットソールの「薄さ・軽さは機能を重視した結果」だと思われます。

ピットソールは、日常生活で足裏アーチ構造をサポートするインソールです。一般的な安いインソールとは、以下のように機能や役割が違います。

ピットソール

主な役割はアーチサポート。アーチを支える立体構造を維持する適度な硬さ、日常的に使う靴に挿れて使うための薄さ・軽さを重視した造りになっている。」

普通のインソール

主な役割は履き心地の向上。足を挿いれた瞬間の心地よさ、インソールの生地自体で衝撃を吸収させるため、分厚くクッションを効かせる必要がある。

つまり、ピットソールはスニーカーや革靴など普段履きの靴にスマートに挿入できる薄さ・負担の少ない重量に、必要充分なアーチサポート効果を持たせたデザインなんです。

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とはいえ、ピットソールはかなりペラペラなので「嘘！これで数千円？！」となるのは、誰しも通る道だと思います。

ピットソールの嘘・疑惑ポイント8「公式以外なら安く買える」値段設定が怪しい

バッカス公式の正規オンラインショップでの、ピットソール定価は1足6,578円で、2足セット以上の購入では以下のような割引が入ります。

正規価格	6,578円	12,364円	18,120円	24,156円
1足の料金	6,578円	6,182円	4,530円	4,026円
割引額	-	396円	2,048円	2,552円

通常、割引価格でも1足4,000円を下回ることはないピットソール。

しかし、Amazonや楽天市場で『ピットソール』と検索すると、驚くほど安価な商品が目に飛び込んでくることがあります。中には、1,000円から3,000円程度で販売されているものも。さらに、フリマサービスでは1,000円以下の商品も見かけることがあります。

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これだけ価格に差があると、『正規ショップは、もしかして高い値段で売っているのでは？』と不安に思われるかもしれません。そのお気持ち、よく分かります。

しかし、これらの安いピットソールは偽物です。パッケージや製品デザインはそっくりですが、粗悪なまがい物です。実際、私もAmazonで偽物ピットソールにだまされました。

カタログの写真では酷似しているかもしれません。フリマサイトでは、納品書の写真を掲載し正規品と謳う出品者さえ見られます。しかし、これらの偽物ピットソールは、外見こそ似せて作られていますが、細部の作り込みが甘く、耐久性も本物には遠く及びません。

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偽物を本物と勘違いして「悪い口コミ」を投稿している方も見かけます。購入時はピットソール公式ページからがおすすめです。

ピットソールの偽物に関しては、以下の生地で詳しく紹介しています。

壊れやすいので注意！Pitsole(ピットソール)偽物レビュー ※この記事はプロモーションを含みます。 Pitsole(ピットソール)は、歩き方・姿勢を改善し痩せやすい身体を目指せる、…

ピットソールの嘘・疑惑ポイント9「身体を痛めた」身体には逆効果だった

ピットソールはアーチサポート効果により、偏平足・ハイアーチなど足裏トラブルを改善し、連動する膝・腰・首などを正しい位置にもどす「姿勢改善効果」が期待できます。足元が安定すればOX脚など膝のねじれも解消できるため、関節には良いはずですが…

「ピットソールで身体を痛めた」という口コミを見かけます。これはどういうことなのか？

考えられる原因は「身体が変化に馴染めなかった」ためです。

ピットソールによる姿勢改善は、長年染み付いた悪い姿勢のバランスを修正しようとします。その結果、これまで使われていなかった筋肉や関節が活動し始め、今までとは異なる部位に負荷がかかるようになるのです。本来、この「負荷のかかる部位の変化」はダイエット効果にも繋がるものですが、悪い姿勢への適応が進みすぎていると、身体が変化に対応できず、身体を痛めることもあります。

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ただしピットソールで身体を痛めるケースは稀です。口コミを見ても全体の0.2%程、むしろ腰痛などが改善したというケースの方が多いですよ。